Island Life

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2006/10/23

Roombaを試してみている。 「ガベージコレクションならやっぱりLisp (by 竹内郁雄)」だしね。 30日試して気に入らなければ返せるので、まあ期待せずに使ってみるかって感じ だったのだが、思ったよりも綺麗にしてくれる。うちはほとんど全て木のハードフロア ってこともあるだろうけど。ベッドの下とか今まで届かなかった ところも掃除してくれるし。同じところを何度も行き来したりと効率は悪く、その 仕事ぶりを注視していると不安になるんだが、正しい使い方は十分に時間を取って 放っておくことのようだ。僕等の21世紀には万能フランクも勤勉ビーバーもいないが 少なくともRoombaはいる。

ただ、らむ太は機械を見ると目の色を変えて襲いかかり押せるボタンは全て押し 外せるパーツは全て外すまで離さないので、何としてもらむ太に 気づかれないようにしなければならない。これは、外出前にこそっとRoombaを起動 し、帰宅直後に隠すことで何とかなるんじゃないか、と思っているが自信はない。

さて、今日は夕食の買い出し中に仕事部屋を掃除しようと 外出直前にRoombaを放ったのだが、その動作音をリビングから聞きつけた らむ太が突進して来た。あわててドアを閉めてにこやかな笑顔を作り 「さ〜お出かけだ〜」と抱き上げてみたものの、らむ太は疑わしそうに 閉まった仕事部屋のドアを見ている。済まん、らむ太。大人になるということは 秘密を抱えるということなんだ。今に君にもわかる時がくるさ。

この時、勢い良くドアを閉めたのが悪かったのかもしれない。

買い出しから帰ってらむ太の注意をビデオでそらし、仕事部屋の 様子を見に行くとドアが開かない。ちなみにドアは部屋の内側に向かって開く。 Roombaがドアの向こうに居座っているのかと思ったが、Roomba本体はそんなに 重くない。すぐに理由はわかった。ドアの対面に折り畳み式のレジャーチェアが 立てかけてあったのだが、それが倒れてちょうどつっかい棒になってしまっているのだ。

Roombaが衝突して倒れたのだろうか。いやおそらくはドアを閉めた勢いだろう。 ともかく力いっぱいドアを押しても出来る隙間は2cm程で、手を入れることもできない。 仕事部屋の入口はそこ一箇所。窓は空いているが2階であって、足場になるような 庇などはない。12尺ほどの梯子があれば窓から入れるがそういう梯子の持ち合わせもない。 ドア破壊など強制手段を取るにしても、得物となりそうな道具は全て仕事部屋の中だ。 ああRoombaがもっと賢くて人語を解し、ついでにアームか何かがついてて 力仕事もこなしてくれれば…

とりあえず焦っても仕方ないのでいつも通りらむ太に夕食をやり、風呂に入れ、 遊びの相手をしつつ戦略を考えた。と言っても出来ることは限られる。 結局、針金ハンガーをばらした針金で根気良く探ってひっかけるという 原始的な方法で解決した。

しかしこんなことがあると、Roombaをhackして カメラとwifiをつけようか、などと邪な考えが湧いてきてしまうな。

Tag: 生活