Island Life

< ピアノレッスン95回目 | ルール、準備 >

2013/05/31

Last day of school

らむ太の小学校は今日で年度終了。通知表(progress report)は既に先週もらっていて、 それに基づいて親との個別面談が今週あった。 終業式の日に通知表が渡される日本とは勝手が違うけど、親との対話の方がメインで レポートはその材料と考えるならおかしくはない。 (なお、通知表+面談は年3回あるので、その意味で3学期制と言えなくはないけれど、 特に各学期の切れ目に式とか休みとかが入るわけではない。)

自分が小学生の頃にもらった通知表は科目毎の評価だったが、 らむ太の通知表の項目は個々の科目の中でもそれぞれの具体的なタスクごとに 細分化されてて、それぞれについて introduced/practicing/competent/proficientの評価がされている。 (例えばMATHの中でも10数項目ある。) 何をどのくらいまでできるようになったのか、とか、 つまづいているとしたらどこか、というのがわかりやすい

まあでも、一年生で一番重視されてるのは自律性(Self management and study skills) と協調性(Social development)で、そのへんあまり自宅では見せないけれど 学校ではうまくやっているようだ。

家では日本語環境なので、英語でのコミュニケーションを心配していたけれど、 この1年でかなり良くなった。 「冠詞をよく忘れる」「単数形と複数形の使い分けが曖昧」という指摘が あって、頭の中は日本語の言語構造なのかなとも思う。

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自分が子供の頃、アメリカでは夏休みが3ヶ月あると聞いて大層羨ましいと思ったものだったけれど、 親の立場で見てみると、実際には「休み」というよりは 「子供が他のことにチャレンジする期間」という印象を受ける (あと、8月後半には新学期が始まるので実質2ヶ月半くらいだ)。

あちこちの学校でサマースクールが開催されるので、普段とは違う学校に行ってみる、 という経験をする子供も多いし、美術館や劇場など色々な施設で夏の期間は子供向けに 集中的なプログラムが用意される。らむ太は描いたり作ったりするのが好きなので、 今年はホノルル美術館のサマーキャンプに行かせることにした。

「夏休みの宿題」というのが無いのも、学校で管理するよりも各家庭の選択に任せるという 意図があるんだろうか。高学年になると宿題が出る学校もあるようだけど。

ただまあ、大抵のこういったプログラムは有料なわけで、 選択の幅は親の経済力に左右されるところも大きいだろう。 その意味では、自由な選択の余地が大きいというシステムは、 格差が生じやすいシステムなのかもしれない。

とはいえ、親の経済力関係無しでアクセスできるように、 税金でやりましょうということになると、プログラムに極端な差をつけにくくて 画一的になりそうな気がするしなあ。

Tag: 生活

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