Island Life

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2008/07/19

クレジットカードと信用

メッセージ - アメリカのクレジットカードの話

ところが、アメリカでいざ旅行しようとしてみると、クレジットカードがないとなにもできないという。クレジットカードがないとホテルが予約を受け付けてくれないらしい。

[...] それで、そのおばちゃんの言うことがどこまで本当か(確実なのか)よく分からないのだけど、クレジットカードがないと(現金を持っていても)ホテルに泊まれないという話が本当だとすれば、ひどい話だなぁと思う。それはつまり、現代の身分制じゃないかい?と。

[...] 社会的ステータス(収入とか学歴とか)の多寡で、クレジットカードを持てるかどうか決まるというアメリカのシステムは、そしてクレジットカードがないといろんなことができないという社会システムはどうなのかなぁと今回思った次第。

予約を取るのは難しいかもしれない。ホテル側とすれば部屋を抑えておいて客が 現れなかったら丸損だから。ウォークインで行って部屋が空いてれば現金をデポジット することで泊まれるはず。なので、クレジットカードが無いとどこにも泊めてもらえない とかそういうことはない。(まあ、現実的に繁忙期に予約無しで旅行するのと大変なことになる (20030826?参照)のでかなり旅が制限 されるのは確かだが)。)

もしかすると、かなり余裕を見て予約を頼み、小切手か為替でデポジットを送付するなら 予約できるかもしれない。例外的な手続きだが、米国では意外にこういう例外的 手続きも筋が通っていれば受け付けてくれることがある。(特に小さな組織で、 権限がある人と直接話せる場合)。そのへんは案外大雑把。

クレジットカードの話 - odz buffer

U.S. では credit history で支払い能力の信用を作るという話があったりして。credit card を作るには credit history が必要とかいうなんだか鶏が先か卵が先かみたいな話も。

[...]あとまぁ、保証人制度みたいなのもなくて、credit history が自身の収入証明みたいなので、支払い能力を示すのが一般的らしい。

その通りで、生活のいろんな場面でリスクをなんらかの形で担保する必要があり、 クレジットカードが便利な手段としてほぼユニバーサルに使われることになった ってことだろう。

「クレジットヒストリーが無いとクレジットカードが作れない、でも クレジットカードが無いとクレジットヒストリーが作れない」という問題については、 「銀行にそれ専用の口座を開き、そこに預けた金額の9割までを与信枠として使える」という クレジットカードがある。私も米国に来てすぐの時はそれでカードを作った。 なので、ある程度長期の滞在で現金も持ってるなら、「カードが作れない」という ことはない。(最近、銀行口座を作ること自体が難しくなってるかもしれないけれど--- 旅行者は社会保障番号を取れないとか---でも旅行者向け口座を用意している銀行はある)。

逆に、こういう基本的な身分保証が国の制度となってしまうほうが怖いように思う。 それこそ、江戸時代の身分制度の復活なんじゃなかろうか。

Tag: 生活