< 年度内感覚 | リスクを巡るすれ違い >
2011/05/11
ピアノレッスン 2回目
先週のレッスンから1週間でやったこと:
- 拍を声に出して数えながら弾く:これは劇的な効果があった。
リズムがあやふやなところに来るとたちまち数えられなくなる。
その境界が非常にはっきりしているので、どこが弾けないかがピンポイントでわかる。
初めて最適化にプロファイラを使った時のような感動だ。可視化重要。
- Kapustin Op40-6では、今の鬼門は40小節目の1, 2拍と60小節目の第3, 4拍。 今まで、「ゆっくり弾くとちゃんと弾ける、ここだけ取り出して弾いても弾ける、でも全部を速く弾くとこのへんがわからなくなる」という状態で、なんで弾けないのかわからなかったんだけれど、その理由がわかった。どちらも直前(39小節目の最後の16分音符、60小節目の第2拍の最後の16分音符)に強いアクセントがあって、次の拍頭は16分休符なんだけど、この休符がちゃんと取れておらず、前のフレーズからそのまま流していた。ここの休符でちゃんと休んで手の形を取り直すと次のフレーズが掴みやすいのだ。
- 他にも、できてるつもりでできてなかったところ(31小節目の左手とか)がおもしいようにあぶり出される。
- スケールとアルペジオ。今までなおざりにしておりましたすみませんすみません。 スケールはMM=96から始めて今は108で。短調がまだ怪しい。アルペジオはまだ96。
- 新しい曲として、ラフマニノフのト短調プレリュード(Op23-5)。ものすごくスローだけど 一応最後まで通せるようにはなった。 ラフマニノフって弾きたかったんだけどなんか大変そうでこれまで後回しにしてたんだが、 色々な作曲家をやった方が良いと言われたので手をつけてみた。 音符がたくさんの和音を掴むのが苦手なんだよね。手は大きい方なんだけど、覚えられなくて。 この機会に和音を和声として感覚で掴めるようになりたい。
- 初見(sight reading)の練習は、 アルカンの25のプレリュード(Op31)の中の、今まで聞いたことがなくて短くて易しめのをやってた。超スローテンポで。 手元にある他の易しめの楽譜はだいたい既に曲を知ってるから使えない。
レッスン:
- スケール: 「その調子でがんばってね〜。MM=144くらいを目指しましょ〜」まじですか。 上行でクレシェンド、下行でデクレシェンドをつけること。
- アルペジオ: 常にレガートで。同じく上行でクレシェンド、下行でデクレシェンド。 余裕があったら7thとdim7も。
- ラフマニノフ: うるさくなりすぎないように細心の注意を。連打の和音はあくまで伴奏。 中間部の多声のところも、声部同士が「けんかしないように」。 和音の構成音が微妙に変化するところがあるから注意して楽譜を読むこと。
- 初見練習: スローで良い。もうちょっと易しめのでもいいからどんどんやりましょう。
帰りに初見用の楽譜を仕入れた。
Tag: Piano
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