Island Life

< ピアノレッスン63回目 | Quidam >

2012/10/06

プログラマほど素敵な商売はない?

Do you really want to be making this much money when you're 50?

Programming is money for nothing. Programming is very easy to enter and extremely hard to quit. What would you do instead?

他の職種に比べたらプログラマは楽なわりに実入りが良いからやめられないぜ、って話。 考えてみたら自分もあと7年で50なんだが多分プログラマやってるだろうな。 役者じゃ稼げないし。

元記事はちょいと一般化しすぎで反対意見も寄せられてるけれど、

  • ある種のパーソナリティを持つ人にとって、プログラムを書くことや、新たな技術を学習し続けることは、さしたるストレスではない
  • 計算機の利用が拡大しつづけている現代において、良いプログラマが貴重な資源であるような分野は日々産まれている

っていうことなんだろうと思う。そこにうまくフィットすれば、確かに楽して稼げる職業になるだろう。

この2点は重要で、裏返せばこういうことでもある。

  • そいういうパーソナリティを持たない人にとっては、技術を追いつづけて若い人と競い合うのはものすごいストレスになる
  • 分野によってプログラマの需要に濃淡があり、 プログラマが供給過剰になっている分野では当然美味しい思いはできない
    • また、ある業種全体として金回りが悪いと、その業種で働くプログラマにも金が回らない。この場合、その分野のプログラマとしては希少で、したがってものすごく忙しいのに、実入りが悪い、ということがある。

さてこの状況がどこまで続くかだけれども、ソフトウェアのカバーする範囲が どんどん広がるにつれ、「プログラミング」という言葉で全体を語れなく なりつつある (既にそうなっているかも。ビジネス向けソリューションと ゲームプログラミングと組み込みでは必要な技術も製作過程における文化もかなり 違ってて一緒には論じにくい)。そうすると「プログラミング」の中でも どの分野を選ぶかによって困難さが違ってくるわけで、引用した記事のような 話は意味をなさなくなるだろうなあ。

自分の子供の世代になると、「プログラムが書ける」というのは「文章が書ける」のと同じくらいの基本的なリテラシーになるんじゃないかと思う。その時の「プログラミング」 は今より広い概念だろうけれど。なのでこれからプログラマになる人は 「専門職がこなせて、かつそれをプログラムで表現できる」って形で喰っていくことになるんじゃないかなあ。

Tags: Programming, Career

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