Island Life

< 素因数分解 | ピアノレッスン83回目 >

2013/02/19

時代はめぐる〜

そそられる記事。

CPUが遅かった頃、ってそうだなあ、自分の周辺だとクロックが2桁MHzあたりまでかなあ。 CPUで間に合わないところは周辺ハードで何とかしちゃうって話はちょくちょく聞いた気がする。 それが次第に律速はバスになって、むしろCPU自体は十分速くなったんで、どっちにせよ CPUを経由しないとならない話ならCPUでやろうかって感じになっていったような。 (このへんの感覚は、所属する集団で違ってくるんだろうけど---ちょっと違うけど、 特定の言語専用の(コ)プロセッサを起こす、なんて話も、個別のアーキテクチャを考えてるより 汎用CPUにどかんと投資してクロック上げる方が速いじゃん、って事実に負けたような。)

今やバスの細さがどうにもこうにもならなくなって、 周辺を高機能にしてCPUまで話を上げる前に色々しちゃおうって流れなのか。

面白いなと思ったのは、CPUが間に合わない部分の典型だったグラフィクスパイプラインが、 逆にハードワイアドからより汎用性を持つプロセッサの方にシフトしていることだなあ。

結局バランスの問題で、時代時代によってどこがボトルネックになるかで天秤があっちに 揺れたりこっちに揺れたりしてるのかな。

Tag: Computer

Past comment(s)

anonymous coward (2013/02/21 07:39:43):

個人的には,CPUが遅かった頃==DMAが専用ハードで行われていた頃,な気がします.ある時期から,DMAをいちいち呼び出さずに,CPUのload/store命令でやったほうが速くなりましたよね.現在は,マルチコア化が進んでbus arbitrationが大変なのでまた状況が異なりますが.

shiro (2013/02/21 09:48:16):

ああ、DMAありましたね! そうだ、それがCPU経由でも間に合うようになってへぇ、と思ったことがあった覚えがあります。そしたらPS2でEEとVUのやりとりをするのにまたDMAが復活してへぇと思ったり。ここしばらくはディスクが律速になる仕事ばかりしてたので現状には疎くなってしまいました…

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