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2013/09/23

塑造

粘土と言葉

私はできれば心棒のことなど考えないで、粘土を取ったりつけたりしたい。だから心棒はできるだけシンプルな方がいい。途中でイメージが変わってきても、どんどん動かして変えていけるように。その方が、作っていて楽しい。「やり直し」は大変だけれども。

ああ、自分のプログラミングスタイルはこれにそっくりだ。

「シンプルな心棒」を使うことの懸念は、当初の予想とは大きく違う形態に なった時に粘土自体が自重を支えられなくなって崩壊しないかってことだけど、 プログラミングの場合、後つけでの抽象化の層が一種の「焼き固め」のような作用を持ってて、 追加の骨組みをその場で作りながら進めることができる。 同じパターンのものをもう一度作るなら、形が分かってるから最初から強固な骨組みを 作れる方がいいのだけれども。

この「後つけのやりやすさ」と「焼き固めの強固さ」のバランスが言語の使い勝手を 決めてるような気がする。Common LispとSchemeではCLの方が若干前者に傾いてて、 自分としてはそれがちょっとルース過ぎるような感覚がある。このへんは人それぞれで、 Schemeが固すぎると感じる人もいるのだろう。

Tag: Programming

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