< ピアノレッスン117回目 | 文字列の部分共有 >
2014/02/08
ピアノレッスン118回目
- Kapustin: Op.40-1
- Ravel: Ondine
同じ練習を繰り返しても進歩が無いので考えてみた。
- 指の問題ではなく、頭の問題という気はしている。頭で曲を正確に追えていない。
- 速度を落として正確に弾くことはできるが、それをいくらやってもある速度以上に速くできない。
以前から視覚記憶に頼っている気はしていた。音を頭の中で正確に覚えているのではなく、 耳で聴いた感覚+視覚上の手の位置と形、で覚えている。速度が上がると、 この視覚情報の処理が間に合わなくなる感覚がある。そうなると 次にどの音を鳴らすのかはっきり思い出せなくて、曖昧な視覚情報に頼って手を「だいたいこのへん」 に持ってくるだけになるので、ミスる。
指使いも視覚的に覚えている感覚がある。見ないで弾こうとすると、 どの指で弾くべきかわからなくなることがある。
また、視覚に頼りすぎで鍵盤感覚が身についてない。 譜読み時のような、ごくゆっくりした速度なら 見ないで弾けるけれど、速度をあげてゆくと視覚に頼るようになるようだ。
そこで、速度はとりあえず置いといて、視覚を使わずに脳内の音と筋肉の感覚で 弾く練習に切り替えてみた。スケールとアルペジオもブラインドで。 (今までもバッハとかは目をつぶって脳内で声部を追うようにはしてたんだけど、 カプースチンは跳躍が多くて、見ないで弾くことはまったくやっていなかったんで、 改めてものすごくゆっくり、手探りで始めてみた)。
とりあえず一週間。 視覚情報の処理がないぶん、どの音を出すかに集中できるので 音がクリアになってきている気はするけれど、もうすこし続けてみる。
Tag: Piano
Post a comment