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2016/04/24

演劇の授業

本筋とは違うところに反応するけど

http://toyokeizai.net/articles/-/115149?page=4

平田[オリザ]: …演劇を学べる高校は3年前の数字で50校ほどありますが、そのうち8割を東京、神奈川、大阪、兵庫の都市部が占めています。

50校、結構あるんだなあと思った。ここでは都市部と地方の文化資本格差の話で、その文脈では「足りてない」んだけれど、それでもやってるところがあるというのは希望だなあ。

もちろん部活動としての演劇部のある高校ははるかに多いだろうし、中には顧問が熱心に指導しているところもあるだろうけれど、公演に向けての準備と、体系的な学びは違うんで、体系的に基礎を身につけた指導者が講座として教える形がもっと広まればいいなあ。

(しかし正式な科目にするとなると、文科省が指導要項作ったりすることになっちゃうんだろうか。それはちとまずい気がする。芝居の技術というのはこれをやっとけばいいってもんじゃなくて、色々な技法を体験して各人が自分に合うものを見つけるor編み出すといったものだから。指導者は複数の技法に習熟してないとならないし、それぞれの生徒に合うものを一緒に探すこともできないとならない。あらかじめカリキュラムを決めてそれを全部やらせる、という形態には合わなさそう。となるとオプション的な位置づけの方が現場の都合は良いのかもしれない。)

Tags: 芝居, 教育

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