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2020/08/01

高校受験

早いもので息子は来週から高校生なのだが、高校受験についてこれまで書いてなかったので記しておく。 日本とはだいぶ違って、ほぼ1年がかりのプロセスになる。

なお、公立高校は受験なしで(学区の高校に登録さえすれば)入れる。 息子は私立で気に入ったところが2つばかりあったので受けて、そのうちひとつに行くことになった。

私立を受けるプロセスは、まず中学最終学年(8年生)が始まって程無い10月-11月に各校で開かれる オープンハウスに行くことから始まる。キャンパスを訪れて説明を受け、 現役生徒が案内役となって各教室を訪れ、 そこで教科担当の教師が授業内容を説明してくれる、という形式だ。 案内役の生徒は質問にてきぱきと受け答えしてくれて、 自分が高校生の時にこんなに喋れたかな、と思うくらい皆しっかりしている。

並行して応募書類を揃える。今では全てオンライン。各校指定のフォームに家族情報などを 記入し、中学の成績書類、およびエッセイ課題をアップロード。 現在の担当教師1-2名からのコメントと、 学校によっては課外活動(スポーツチームや習い事)のインストラクターからのコメントが 求められるんだけど、これはオンライン応募システムに先生等のメールアドレスを入れれば そちらにコメント依頼が飛んで、直接専用フォームに記入してもらえるようになっている。

これの締切りがだいたい11月末。なのでそれまでに受ける学校は絞っておかないとならない。 (学校によってはlate applicationを1月末くらいまで受け付けている場合もある)。

筆記試験は、全国標準のSSATというテストがほぼ毎月あるので、 それのどれかを受ける。結果は直接志望校に送られる。 複数回受けてもよく、その場合は一番良い結果が使われるが、 何度も受けたから点が良くなるという性質の試験ではない。 もちろん形式に戸惑って点を落とすのはあほらしいので慣れておく必要はあるけど、 サンプルの問題集は公式からも出てるのでそれをやっておけば良い。

なお、科目は英数、それとエッセイ。英数はマークシート、エッセイは採点されず そのまま志望校に送られる。

数学の問題は日本基準ではたいして難しくない。 (息子はこっちのカリキュラムしかやってないし、苦手なのでかなり苦労していたが)。 英語の方は、英語非母語だからそう感じるのかもしれないが、かなり骨がある印象を受けた。 語彙力が要求される。類義語や対義語選択問題は私もわからないものがいくつもあった。 尤も、普段から本をたくさん読んでる子なら逆にすらすらいけそうだと思う。 日本のように「中学で教える範囲」が国によって決められててそこから出題される、 というものではないので、付け焼き刃の試験対策はあまり通じなさそう。 もともと「教わったことがどれだけ身についているか」というachievement testではなく、 適性を見るaptitude testなので、完璧に答えることは期待されていない。

あと、このマークシート、「上記のいずれでもない」という選択肢があったり、 間違えてマークすると減点 (-0.25点換算) されるので、 「わからなかったらあてずっぽうにマーク」が通用しにくくなっている。 全然わからなければ空欄にしておく方が良いのだ。

SSATの点数はあくまで参考値のひとつで、 それにどのくらい重みを置くかは学校の方針次第なので、 点数をあまり気にしても仕方ない。私も結果は一応見たけど忘れてしまった。 多分息子は結果さえ見てない。

年が明けた1月-2月に、面接がある。 一つの学校はその場で課題を与えられてエッセイを書き、それに基づいた口頭試問。 もうひとつの学校は、 平日に丸一日「体験入学」して高校1年と同じ授業に参加し、 その後その感想などを試験官と話すというものだった。 オブザーバーではなく他の生徒と同等に扱われて、 議論への参加を求められたりしたそうだけど、 「習ってないことに触れる」こと自体がおもしろかったようだ。 なお後者の場合、中学は一日休むことになる。

何にせよ、日本と比べて、 自分の考えを文章や口頭で表現するスキルがずっと重視されている感じである。

あと、Financial Aidの申し込みが2月下旬締切り。 前年の納税申告書をつける必要があるので、今年はがんばって早めに確定申告を済ませた。

合否が届くのは3月半ば。日本のように掲示板に張り出されるということはなく、 手紙で来る。 息子は一校合格、もう一校はwaitlist(補欠)。 4月半ばまでにデポジットを払う必要がある。 結局waitlistの方はacceptの通知は届かず、合格した方に行くことにした。

日本だと入試に向けて頑張るというイメージの受験だけど、 こちらではプロセスがだらだら長引いて「この一発で決まり」というものが無いので、 短期の対応で何とかなるようなものではなく、 なるようになるさと気楽に構える方が良さそうである。

Tag: 生活

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