Island Life

2019/03/22

パスポートと免許更新

パスポートと運転免許が相次いで有効期限を迎えたので、どちらも残り1月を切ってからえっちらおっちらと重い腰を上げて更新手続きに行ってきた。パスポートは10年ぶり、免許も8年ぶりで、これだけ間が開くと色々変わっている。

パスポート写真は、前回は写真屋で撮ってもらった覚えがあるが、この10年で街の写真屋というのが悉く姿を消してしまった。日本みたいな自動の証明写真機械というのもあまり見ない。皆どうしてるんだとwebで調べるともはや時代は自分で撮って大きさ合わせてプリントするようになっていた。申請書もwebフォームに入力したらpdfがダウンロードできるので印刷して署名だけ記入すればよい。

免許の方はちょっとあせった。というのも、前回はダウンタウンのサテライトオフィスに直接行った覚えがあるので今回もそれだろうと思っていたんだが念のため調べると、なんとwebでの予約制になっていた。で、指定サイトに行ってダウンタウンオフィスを見ると、2ヶ月以上先まで埋まっているではないか。いやもう残り1ヶ月ないんだけど。あわてて他のDMVオフィスを一づつチェックするも、最短で1月ちょっと先が開いていたのが島の西側のDMV。一応予約を入れたがその日にはもう免許が切れているのでバスで2時間かけて行かばならない。いやそれだけでなく免許の無い数日間の子供の送迎やら買い物やら非常に面倒なことになった。

と、かみさんに愚痴ったら彼女すかさず奥様ネットワークを使って「朝早くDMVオフィスに行けば整理券が配られて当日手続きができる」という情報をゲットしてきた。そんなこと市のサイトに書いてないやんけ。ともかく期限内に更新できるならありがたい。翌日早速朝7時からダウンタウンに出かけて9時までには更新手続きを完了した。奥様ネットワークおそるべし。

前回はその場で新しい免許証もらえたような気がしたんだが勘違いだったかな。今回はその場でもらえたのはカラーコピーした紙の仮免許証で、プラスチックのやつはそれから数週間して郵送されてきた。

次は8年後だがまた色々変わってるんだろうか。

Tag: 生活

2018/12/17

Mojave & Synergy

MojaveにしたらSynergyがつながらなくなって1時間くらい浪費してしまった。

これで解決→ https://symless.com/forums/topic/5871-macos-mojave-beta-synergy-fails-to-start/

2018/12/12

思考のツール

らむ太の中学校には定期テストが無い。その替わりというか、半期に1度、研究発表がある。 最初の発表が昨日あった。大学の教室を借りて一般観客を入れてのプレゼンである。 一般観客と言ってもほとんど親だけど。

一人当たり発表時間は6分程度なのだが、 「型」に沿って発表原稿を組み立てていて、情報密度は十分高い。 テーマも「トランスジェンダーとバスルーム」「映像業界でのジェンダーバイアス」 といった社会学的なものから 「エンジンのアイドリング由来の温室効果ガス」「プラスチック廃棄物の海洋汚染」 といった自然科学寄りのものまで多様で、面白かった。

さすがに議論の緻密さという点では粗いところはあるにせよ、 自分の関心を明確に言葉にして、 定量的なデータを典拠とともに示して主張を裏付ける、 といった型を身につけることは、思考のツールとしても効果が高いように思える。

発表の型はこんな感じ(発表時は明示されないけど、練習に付き合って原稿を見てたので):

  1. Hook & Introduction
  2. Introduction of Issue
  3. Personal Story
  4. Personal Growth
  5. Math Claim
  6. Multiple Perspectives
  7. Multiple Perspective Summary
  8. Systems Thinking
  9. Data Collection
  10. Action Plan
  11. Call to Action

Tag: 生活

2018/10/03

Student-led conference

らむ太は小学校の4年生から、年数回ある学校での面談のうち1回は生徒主導型の三者面談(student-led conference, SLC)だったのだが、これはわりと一般的なようで中学校では基本的に全ての三者面談がSLCになるようだ。

SLCとは、生徒が学校でやったことについて自分が進行役となってレポートし、親と教師から質問を受ける形式。中学ではラップトップが支給されてるので、WeeblyでSLC用のwebpageを自分で作ってそれを見せながらのプレゼンだった。

まあ生徒主導と言っても、目標、達成したこと、改善すべき課題、など進行のテンプレは与えられてるし、教師が適宜助け船を出すのだけれど、自分の責任で準備して、他者からフィードバックを受けるというのは良い経験だと思う。

Tag: 生活

2018/08/30

中学校

らむ太は今月から7年生になった。 米国では小学校(elementary)が5年もしくは6年で、中学校(middle school)は6-8年生。 らむ太は6年制の小学校に通ったので、中学は2年間通うことになる。

で、今日はその中学校の授業紹介的なものに行ってきた。授業参観に相当するイベントだと 思うけれど、傍観者として授業を眺めるのではなく、子供の案内で親が授業を受ける。 もちろん完全な授業ではなく、 各コマ10分でどんなことをやってるのかを教師が紹介する形だけど、 なかなかおもしろかった。 (開催時刻も5:30pmからと、仕事を持つ親が参加しやすいようになっている。)

どの教科も議論のウェイトがかなり大きいようだ。講義形式のレクチャーはあっても 割合としては70分のコマ中10-15分程度で、 議題を与えられて小グループで議論したりグループワークして、 その後全体に発表しつつフィードバック、という感じらしい。

それと、各科目で大きな「問い」から入るのがおもしろかった。 まず大きなテーマとしてジェネリックな問いが提示されていて、 それに答えるには何が必要かという視点から議論が進む。 例えば数学なら、 「現実の問題を解決するのにどう数学を使ってゆくか」ってな問いがトップレベルのテーマとして あって、各授業では具体的な現実の問題(を単純化したもの)が与えられて、 グループワークで解を見つけてから、それが有効な解であることの説明、 その根拠は何か、等の発表になる。 この形式だと多分、日本の学校ほどに幅広いトピックをカバーする時間は無さそうに思うけど、 うちの子には教科書の例題をひたすらやるよりは合ってそうではある。 英語(国語)だと、例示された授業では 「著者は効果的に伝えるためにどんな技術を使っているか」 がまず問いに設定され、短篇を読んで、それについて議論して発表する、 というようなことをやっていた。 「技法を学ぶために読み、それを自分の表現に活用する」が重視されてるようだ。

なお、科目としては数学、英語、科学、社会、アート、体育があって、 残りの時間はプロジェクト (テーマを決めて調査研究) となっている。 プロジェクトの比重は大きく、ポートフォリオを作って 卒業前にはプレゼンとディフェンス(審査)があるというからなかなか本格的だ。 このへんの教程の組み方は学校によって大きく異なるが。

あと、ノートはそのコマで得られた知見を後から参照できる形になるように指導されている模様。 板書はないから、板書を写すという行為もない。 問題と議論と得られた解決のまとめを書いているのかな。 科目によっては実験ノート的な使い方もされているようだ。 これは小学校でもそうだったが、原則ノートは教室に置いておき、持ち帰らない。 (課題が終わらずに持ち帰る場合にノート持ち出しも許可されることはあるが、 可能なら持ち帰らずに、家で別紙に書いてきて貼り付けることになっている)。

Tag: 生活

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