Island Life

2013/06/14

ピアノレッスン97回目

  • Scriabin: Sonata No.4
  • Bach: Well-tempered Clavier, Book I, No.3 (C♯ major)

どちらもまたサチってきた(進歩が頭打ちになってきた)感じである。

このところずっとこの2曲をやってるのは理由がある。 今週末から1週間開催されるAloha Piano International Festivalで、 アマチュア向けにレッスンとマスタークラスを受けられるコースがあるんで、 それにこの2曲を持ってくことにしたのだ。Scriabinがメインで、 時間が余った時のためにBach。

ピアノではコンサートプロからの直々のレッスンというのは受けたことが無いのだけれど、 芝居のワークショップにて目から鱗が落ちる経験は何度もしているので、 こちらでも多くの発見があるのではないかと期待している。

アマチュアアカデミー参加者として、サロンコンサートでの演奏機会も与えられる。 そこではScriabinを弾く予定。

アマチュアコンペティションも開催されるんだけどそちらはまだその域に達してない、というか度胸が足らなかった。25分もプログラム準備できないし…いつかは挑戦してみたいものだが。

Tag: Piano

2013/06/06

ピアノレッスン96回目

  • Scriabin: Sonata No.4
    • ちゃんと考えた甲斐があって「クリアになった」と言われたけど、まだ考えながら弾いているのでところどころ失速する。考えた成果を、考えずに弾けるようにしなければならない。
  • Bach: Well-tempered Clavier, Book I, No.3 (C♯ major)
    • こちらも考えた成果が出ている模様。

Tag: Piano

2013/06/05

成長と環境

エンジニアの成長と「快適な職場」について

一般に、エンジニアの楽園のような職場 - 快適で自由闊達に意見が言えて、技術力があり、それぞれが自主性を持ってのびのびと仕事をしている職場の方が、エンジニアは良いアウトプットを出せるし、類は友を呼んで優秀なエンジニアが集まってきやすい。これは確かなことだろう。ただ、エンジニアの成長を考える時、そういう職場は本当に理想的なのか、という点については、少し立ち止まって考える必要がある。

人の成長には、明るく楽しく周囲も優秀でコミュニケーション能力が高いチームの中でキラキラしながら腕に磨きをかけていく中で得られる種類のものがある一方、到底実現できないように思える無茶な目標を必達のものとして押し付けられたり、話の通じない相手に何とか自分の考えを伝えようともがいたりする中で得られるものもある。

「明るく楽しく周囲も優秀で…キラキラしながら」と「無茶に思える目標を押し付けられたり話の通じない相手にもがいたり」って相反しないと思うけどなあ。

ストレッチが無いなら、それはキラキラじゃなくてぬるま湯でしょう。

世の中には、本当に以心伝心、何でも通じる相手ってのがいるかもしれないけど、(1)ある程度人数がいて、(2)高いゴールを目指している、集団なら、自分の見えてる世界の周辺のところで、うまく伝えられないことってのは必ずあるはず。そういうストレスが無いのであれば、それは実は「伝わる範囲だけでコミュニケートしている」だけなのかもしれない。

伸びるためには負荷が必要だけれど、負荷のために不要な摩擦を求めるのも不毛なんで、むしろ最高のチームで取り組んでもなお適切な負荷がかかるようなミッションを選ぶというのが理想なんじゃないかなあ。

Tag: Career

2013/06/02

ルール、準備

以前こんなことを書いたけど:

額に汗して

所与のルールの中で他人より優位に立つこと、がゴールであれば確かにその通りだけれど、 ビジネスの世界だってもっと重要なのは「ルールを変えること」の方だ。

Tim Cookもゆってた (「有名人も同じこと言ってるし」メソッド)

Apple CEO Tim Cook Advised Students to Rarely Follow the Rules

I think you should rarely follow the rules. I think you should write the rules. If you follow things in a formulaic manner, you will wind up at best being the same as everybody else.

こういうふうに言うと「皆が皆勝手なルールを自分で作ってたら社会が成り立たない」って言い出す人が出そうだけど、それは短絡的で。

  • ちゃんと動くルールを作るのはとても難しい。俺ルールを唱えたってそれに納得して従ってくれる人がいなけりゃ意味がないわけで。「俺は俺のルールを作るんだ!」って言ってる若者がいたら、「どうぞどうぞ。そのルールで周囲を納得させられるか、うまくものごとが動くか、やってみなさい」って言っとけばいいと思う。
  • 上の派生だけど、社会活動のあらゆる面で俺ルールを作るのは実は大変。既にあるルールに乗っかる方がうんと楽。なのでたとえ自分でルールを書ける人であっても、実際に書くのは特定の分野についてのルールだけで、それ以外の分野では既存のルールをそのまま利用するだろう。100人が100様のルールを書いたとしても、それが100の分野に分散しているなら、新しいルール同士が衝突してしっちゃかめっちゃかになるなんてことはあまり心配しないでいいんじゃないか。

★ ★ ★

もひとつ、『「額に汗」と「キーボードかちゃかちゃ」を比べる人は、準備に流した汗を見ていない。 』とも書いた。同じ趣旨を実にうまく描いてる一コマ漫画があった。

Tag: ものつくり

2013/05/31

Last day of school

らむ太の小学校は今日で年度終了。通知表(progress report)は既に先週もらっていて、 それに基づいて親との個別面談が今週あった。 終業式の日に通知表が渡される日本とは勝手が違うけど、親との対話の方がメインで レポートはその材料と考えるならおかしくはない。 (なお、通知表+面談は年3回あるので、その意味で3学期制と言えなくはないけれど、 特に各学期の切れ目に式とか休みとかが入るわけではない。)

自分が小学生の頃にもらった通知表は科目毎の評価だったが、 らむ太の通知表の項目は個々の科目の中でもそれぞれの具体的なタスクごとに 細分化されてて、それぞれについて introduced/practicing/competent/proficientの評価がされている。 (例えばMATHの中でも10数項目ある。) 何をどのくらいまでできるようになったのか、とか、 つまづいているとしたらどこか、というのがわかりやすい

まあでも、一年生で一番重視されてるのは自律性(Self management and study skills) と協調性(Social development)で、そのへんあまり自宅では見せないけれど 学校ではうまくやっているようだ。

家では日本語環境なので、英語でのコミュニケーションを心配していたけれど、 この1年でかなり良くなった。 「冠詞をよく忘れる」「単数形と複数形の使い分けが曖昧」という指摘が あって、頭の中は日本語の言語構造なのかなとも思う。

★ ★ ★

自分が子供の頃、アメリカでは夏休みが3ヶ月あると聞いて大層羨ましいと思ったものだったけれど、 親の立場で見てみると、実際には「休み」というよりは 「子供が他のことにチャレンジする期間」という印象を受ける (あと、8月後半には新学期が始まるので実質2ヶ月半くらいだ)。

あちこちの学校でサマースクールが開催されるので、普段とは違う学校に行ってみる、 という経験をする子供も多いし、美術館や劇場など色々な施設で夏の期間は子供向けに 集中的なプログラムが用意される。らむ太は描いたり作ったりするのが好きなので、 今年はホノルル美術館のサマーキャンプに行かせることにした。

「夏休みの宿題」というのが無いのも、学校で管理するよりも各家庭の選択に任せるという 意図があるんだろうか。高学年になると宿題が出る学校もあるようだけど。

ただまあ、大抵のこういったプログラムは有料なわけで、 選択の幅は親の経済力に左右されるところも大きいだろう。 その意味では、自由な選択の余地が大きいというシステムは、 格差が生じやすいシステムなのかもしれない。

とはいえ、親の経済力関係無しでアクセスできるように、 税金でやりましょうということになると、プログラムに極端な差をつけにくくて 画一的になりそうな気がするしなあ。

Tag: 生活

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