Island Life

2007/04/30

名前はまだない

hirax.netの平林さんがblogでMathematicaの無名関数について 書いていた

「無名」というところが重要で、名前がないから、使ったら最後もう 二度と呼ぶ・使うことはできない、ということである。つまりは、 「使い捨ての関数」だ。この「関数を使い捨てる」というところで、 どうしても引っかかってしまう。
…(中略)…
けれど、関数を書く場合には、(ハッカーでない私たちは)頭も多少使わざるをえない。 すると、せっかく考えて・苦労して書いたのだから、名前をつけて、あとで 呼んでまた使うことができるようにしたい、などと思ってしまうのである。

これはとても面白い。 というのも、無名関数に慣れた人間にとっては逆に 「名前」の方が勿体ないという感覚があるからだ。

  • 名前は限りある資源である。もちろんいくらでも長い名前を つけてゆけば事実上無限に使えるが、読み書きに困らない、つまり 適切な長さまでで、かつふさわしい意味を持つ文字列というのは あまり多くない。
  • さらに、ふさわしい名前をつけるのには結構頭をつかう。 関数の中身を書くよりももっと悩むことだって少なくない。 だから名前をつけずに済ませられるならそれに越したことはない。

前者の感覚から、たとえ名前をつけてもなるべくその影響範囲を 少なくしたいという指針が導かれる。Gaucheだとモジュールで グローバル名前空間を分けられるがそれでも範囲が大きすぎると 感じることが多く、内部defineを多用することになる。

後者の感覚は関数名だけでなく関数引数にも及ぶ。cutとか コンビネータの効能は、引数に名前をつけなくて済むことだ。 どうしても付けなくちゃならないときでもついaとかbとかxとか…

Tag: Programming

2007/04/25

非公式GaucheAfternoon

WiLiKi:GaucheNightに出るためにちょっと東京に行くんだけど、 当日の14:10に成田なので余裕を見ても新宿には17:00までには着くだろう。 で、イベントの開始が19:30なので中途半端に時間が空いてる。

本屋を回るとか秋葉原のジャンク屋を回るとか喫茶店でハックするとか しててもいいんだけど、 GaucheNight参加予定で、こんな早い時間に空いてる人が何人かいれば (この時間に空くのは学生さんか個人事業主な人だろうけど) どっかでお茶でもしばいて過ごそうかと思うのだけれど そんな奇特な人はいるかしらん。

ちなみにイベント終了後に何かあれば出来るだけ付き合うつもりだけれど、 その頃はハワイ時間で深夜〜早朝になってるので、時差でボケボケになってる 可能性あり。

Tags: Gauche, Conference

2007/04/25

ハッカーとスポーツ

こないだ渡辺千賀さんと話してて、 「米国の理系人間は妙に体力があったりスポーツをばりばりする人が多いのは何故か」 という話題が出た(千賀さんのblogの体力と知力あたりを参照)。 例えば東大の理一の頃を思い出すと、体育会で活躍する人も 居たことはいたけど、自分も含めスポーツはどっちかというと苦手、って 感じの人が多かったんじゃないかと思う (私や千賀さんの学生時代の話。 今はどうか知らないけど。) まあ、世間的にも東大生っていったら 多少の例外を除いては、勉強はばりばりするけど体育は苦手、みたいなイメージがある。

米国の大学入試は、これも千賀さんが書いてたと思うけど、試験の点数だけじゃなくて 高校での活動を総合的に評価するんで、特に有名どころの大学になると 「テストで点が取れる」だけでは入れないらしく、 運動部でも活躍したりボランティアに精を出したりしなければならないらしい。

もちろんこれらは「傾向として」の話であって、高校で運動部のレギュラーやってて するりと東大に入っちゃう人だって結構いるし、 ひょろひょろのナード風なハーバード大生だっている。 ただ思ったのは、こういう傾向は正帰還がかかって増幅される傾向があるんじゃないかということ。 運動能力で並べた時、ざくっと上の2割くらいに自覚的にスポーツが好きで、部活動でも 大活躍しちゃうようなタイプ、下の2割くらいに壊滅的に運動が出来なくて 体力もないタイプがいる。で、中間の6割はわりと状況次第で、たまたま機会があったら (部活が必修だったとか、友人に引っ張りこまれたとか)スポーツするけど、機会が無かったら しないまま過ごしてしまう、って感じなんじゃないかと思うわけだ。 すると、「勉強が出来れば運動が出来ないのはまあ仕方ないか」みたいなステロタイプが、 中間の6割に、スポーツをしない方にバイアスをかけることになっているのではないか。 そして積極的にスポーツをしなければ体力も伸びない。

というのは、私自身、スポーツにはずっと苦手意識があって、特に球技とかは からきしダメだった。なので大学生の頃も運動と言えば御殿下のプールで泳ぐとか 年1〜2回自転車の遠乗りに出かけるか、あと劇団の肉練くらいで、テクニックを必要とする スポーツは積極的にやろうとは思わなかったわけ。

カリフォルニアに住んでみたら、まずみんな(それこそ老若男女)インラインスケートで 滑ってるので興味を持って、そのうち職場の同僚に誘われてインラインホッケーを 始めたらこれが相当面白い。もちろんヘタクソだけど、下手でもスポーツは楽しめるんだ ってことをその時はじめて知った気がする。 ハワイではテニスもちょろっとやった。これも超のつくヘタクソだが、無料・無予約で使える 公営のテニスコートが近くにたくさんあるんで、下手でも時間と金を無駄にしている気に ならないのがポイント。これが有料だとかちゃんと予約取らないとかだったら たぶん面倒でやってなかっただろうなと思う。 どちらも、日本に住んでた時は自分がそういうことをやるとは想像してなかった。

まとめると、米国と日本の体力差の一部は、スポーツをすることに対する動機付けと 敷居の低さに起因するのではないか、ということ。

(あれ、でも今気づいたけど、あんまり「理系」であることと関係がないなこりゃ)

Tag: 生活

2007/04/12

Startup and cockroaches

「スタートアップはね、ゴキブリみたいじゃないと駄目なんだ。 ちょっとやそっとじゃ殺せない、核戦争だって生き延びられるくらい。 美しいけれど儚い花になっちゃいけない。ゴキブリであれ。」--Paul graham

(via Nanobeepers - Paul Graham: Handling Investors

Tags: YCombinator, PaulGraham

2007/04/03

土曜の夕方、らむ太を外で遊ばせていた時のこと。ひょいとらむ太を後ろから抱き上げた時に、たまたまらむ太が手に持っていた木の枝を振り上げた。それがたまたま私の目に入った。

日曜の朝になっても痛みがおさまらないのでタクシーでEmergencyへ。米国の医者は普通完全予約制で待つことがないためか、 Emergencyでは(その名前とは逆に)かなり待たされる気がする。 1時間半ほどで全部済んだんだけどね。

感覚としては白目に当たった感じだったのだが、検査してもらうと角膜に傷がついているそうだ。放っといても通常は1〜2日で直るが感染すると非常にまずいからと言うんで感染防止の塗り薬を出してくれた。眼球に塗るのである。

(ちなみに米国で怪我をしてemergencyに行くと必ず聞かれるのが "最後にtetanus shotを受けたのは" という質問。tetanusは破傷風ね。旅行などする人は万が一のために覚えとくとよろし。私は以前ホッケーで顎を切ってemergencyに行ったことがあり、そこでtetanusを打ったのがまだ有効らしい)。

ものすごく痛いってわけじゃないけれど目を開けてるのがきついので、日曜は大人しく寝て過ごした。コンタクトレンズを初めて入れた時の違和感、と言えば近いかな。今日になってほぼ無視できるくらいになった。こんな透明な器官にしっかりと神経が通っているというのもつくづく不思議なことである。

いやーそれにしてもらむ太の目でなくて良かった。

Tag: 生活

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