Island Life

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2003/02/27

Paul Grahamの新記事の日本語訳が出てた (yomoyomoさんとこより): http://www.blog.net/nerds-jp.htm

Tag: PaulGraham

Past comment(s)

戯 :

切れ味の問題かどうかはさておき、オタクの指向が"実社会に近い"ってのはダウト。それとも欧米ではTRUEなのだろうか?まあアニオタだってそっちの職業に就けば話は別だが、実社会==職業、という構図解釈は元々不健全だろう。給料貰う場にしか競争が存在しないのだとしたら寒いし、しないと信じるだけなら資本主義盲信に過ぎない。

shiro :

えーと、 戯さんが「オタク」という言葉で何を指してるかがわからないのと、 それからPGの言う「実社会(real world)」の解釈が私と違うっぽいので、 短くコメントするのは難しいな。PGの言うreal worldは 職人指向、プロフェッショナル指向の世界だと思いますです。

「切れ味がいまいち」と言ったのは、 今までのPGの記事は経験を入れることで論が補強されてた部分があるけど、 この記事に関しては経験を入れた部分がルサンチマンに見えてしまうおそれがあること。 もちっと客観的な説得力が欲しいかな、と。

戯 :

オタクは「何らかの関心事に突っ走る人」という意味合いにて。 それがたまたま実社会で"役に立つ"ものかどうかは色々だろうな、と。

shiro :

微妙に私の解釈と違うかなあ。関心につっ走ったとしても、 それが知的興味を満足させるだけじゃ(PGの言う)nerdではないと思います。 その知的水準およびアウトプットにおいて成長することに重きを置くのが nerdではないかと。で、popularになるかどうかは相対的な勝負なのに対し、 nerdの勝負は自分の基準で上へ昇れるかどうかであると。 プロフェッショナルの世界では、相対的に競うゲームではなく 絶対的に技の高みを目指すことが必要とされて、 それはnerdの指向に近い。とまあこういう構図なんじゃないかな。 ただ、"Real world" は必ずしも理想的なプロフェッショナルの世界ではない、 という点で、PGの視点はやっぱりnerdの視点であると言われたら あの論は弱いなあ、と思うのですよ。(いや、一連のPGの記事からして PGがプロフェッショナル世界指向であるのは確かで、そういう世界を 目指すのはいいんだけど、無条件に"Real world" として一般化するのは まずかろうと)。