2003/09/23
なぜ翻訳書はダメなのか?: 翻訳には翻訳ならではのスキルや創造の余地があるんで、 自著が書けない人が翻訳をするというのは少し極論かもしれない。 (オリジナルと翻訳とは頭の使う場所が違うのでバランスを取るのにいいと 言ったのは村上龍だったっけ)。
むしろ、健全なフィードバックが作られにくいというのが翻訳の質を 上げにくい理由ではないか。原書が読める人は翻訳を手に取ってその 質を調べたりはしないから、まずい翻訳がけなされることは少ない。 一方で良質の翻訳をしても、原書の評判を上げこそすれ、 翻訳が広く褒められることはあまりない。
皆が原書を読めるならそれでも良いのだけれど、翻訳書の必要な場面が 無くなるとも思えない(自分も日英以外はほとんど全て、どちらかへの翻訳で 読んでいるし)。翻訳を評価するという行為がもっと一般的に なれば良いのかもしれない。でも、原書読んでから翻訳読むのは二度手間で 億劫なのは確かなんだよなあ。
なにぃぃぃっ→yomoyomo in Tokyo Reloaded。 その時間は東京にいたのに。 RHG読書会とハシゴすればよかった。
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