2007/08/26
米国の医療保険料
Michael MooreのSiCKOがあちこちで話題になっているのを見る。 早く見たいが子連れで映画館はきついのでDVD待ち。
米国での保険の負担はケースバイケースで一般的な話にするのが難しいんだが、 うちの場合、個人加入の家族プランで月$520払っている。年間$6,000超。 これで医療費の個人負担は1割〜3割になる。但し眼医者と歯医者は別で、 それらは入っていても保険料に見合うほどにはカバーされないので、 無保険にしている (歯磨励行虫歯厳禁、年に2回のチェックアップを自己負担で受けている)。 薬もほとんどカバーされない。また、HMOプランと言って、主治医が決まっていて 専門医にかかる場合も必ず主治医にかかって紹介を受ける必要がある。
うちの場合、自分の会社の従業員という形にして会社として加入することもできる。 するとカバー率は非常に良くなり、眼医者も歯医者も薬もOK、医者もPPOと言って 好きな医者にかかれるプランになる。しかし、保険料は家族プランで月$1,000を越える。
探せば多少安いプランはある。以前探したところだと、 計算機学会ACMのグループプランで月$450前後からあったかな。 ただ、ネットワークが違うために馴染の医者にかかれなくなるのであきらめた。 あと、プランもいろいろ複雑で、保証額の上限が決まっていたりすると 普段はいいけれど重病や大怪我で一番必要な時に保証されないという悲劇があり得るので、 安ければいいというものでもない。
なおこの金額は子供の居る家族の場合で、子供無しのカップルなら2/3、 独身なら1/3くらいになる。さらに所得などのいろいろな条件をクリアすると うんと安いプランが見つかる場合もある。そういう条件に当てはまらない ミドルクラスがいちばんきついのかも。
米国に渡っていつか独立しようと思ってる人はこのへん勘定に入れとくように。 理想は配偶者が勤め人でそちらの保険でカバーされる、ってパターンだろうなあ。
Tag: 生活