2008/04/16
大学の勉強2
大学院にいければそれにこしたことはないですね。 大学なんて大学院へ行きやすくなるだけの切符みたいなものですから。 ただ、大学院へ入るまで、大学の四年間は苦痛を味わう必要があるのです。
大学によって事情は違うだろうけど、 既にやりたいことが決まってて、でも今いる環境で刺激が足りないと思ってる人は、 そっち方面のカンファレンスやワークショップに積極的に出てみると いいと思う。それもインターナショナルなやつ。 学生の場合、参加費がバカ安になるので。 (旅行+宿泊費は学生にはきついかもしれないけれど、 自分への投資という意味ではレジャーとしての旅行とは比べ物にならない。 あと、英語でのコミュニケーションがある程度できるなら student volunteerになれば、宿泊費タダになったり旅費援助が出たりすることがある。)
ドメスティックな学会じゃだめっていうわけじゃないけれど、 刺激を受けるという点では国際会議の方がずっといい。 まわりが日本語だと安心しちゃうってのもあるし、 国際会議の方がバラエティに富む人間が集まりやすいってのもある。 また、昨日書いたように、専門分野は先に行くほど急速に広がるので、 興味が一致する人間がある程度以上集まるためには母集団が大きい方がいいってこともある。 (逆に、大学の一学科というだけでは(自分の興味に対して)充分な濃度 が確保できないだろうことも想像つく。)
大学で教えている友人達からちらほら聞くに、 やっぱりそこらへんのバランスは難しいらしくて。 本人も本当に面白いところをやろうと思うと、それを受けられる学生が 偏り過ぎちゃう。講義が成り立つ程度集めようと思ったら内容を薄めざるを得ない。 (学生側からは、教官が実はもっと面白いことを教えたい〜けれど出来ない〜という ジレンマを持ってるってことに思いを馳せてみるといいかもしれない。 人によるけど、オフィスアワーに個人的に話をしに行ったりしてみると 面白いかもよ)。
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