Island Life

< らむ太語録 | returnを継続プリミティブにする話 >

2009/03/06

日本の定額給付金って給付の手続きを自治体が負担するそうで、 その事務負担だとか振込にする際の手数料だとかでごちゃごちゃ揉めているらしい。

しかし妙な話だ。給付金は自治体予算じゃなくて国庫から出るわけで、 それなら国がやればいいじゃん、と思う。というか自治体と国の仕事の責任 分担がよくわからないなあ。自治体は住民税+交付金で運営してるはずだが、 こういう場合の事務負担義務が交付金に含まれてるってことなのかなあ。 つまり自治体は真の意味での「自治」ではなく、国の出先機関の役割も兼ねていると。

昨年、米国でも似たような給付金があって、うちは3人家族で$900のチェックが 送られて来た。連邦の予算だから連邦が小切手を発行して郵送するだけで、 州や市には何の負担もかかってないはず。 しばしば時代遅れとも言われる米国の小切手のシステムだけれど、こういう時は極めて便利だ。

もうひとつ、郵送先住所は国税の申告に基づいてるから、全世帯が国に 直接確定申告するというシステムも話を単純にするのにひと役買ってる。 日本だともしかして各自治体しか住所を把握してないのかな? (米国の場合、この住所はあくまで国税局やsocial secutiry administrationとの やりとりに使うためのもので、私書箱や外国の住所も許されるので、 住民票のような個人の実際の住所をトラックするシステムとは異なる)。

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