Island Life

< 速く動くコードの書き方 | クレジットカードの支払い、期日の一週間以... >

2011/05/04

ピアノレッスン

一人で練習していてもどうも完成度が頭打ちになって進歩が無いなあと ここしばらく感じていたので、レッスンを取ってみることにした。 (らむ太がピアノに興味を示したら一緒に取ってみるのもおもしろいかなと思ってたけどさっぱりなので。 彼は演奏よりもピアノのメカニズムに興味津々である。 そのうえらむ太の中では、親父のピアノは仕事と一緒、つまり「それが終わったら遊んでもらえるもの」と カテゴライズされてしまっているようだ…)

一人でさらっていると、どうも小手先で弾いているんではないかという感じが抜けない。 芝居で言えば「覚えた台詞を喋っている」という段階。 少し離れているとすぐに忘れるし、演奏中は綱渡りをしてるみたいなもので、 ちょっとでも足を踏み外すと止まってしまうのも困りものだ。 何とかこの先に行けたらいいなと思う。 忙しくなったら休まざるを得ないが、その可能性も込みでゆるゆるやろうかと。

んで今日が初レッスン。当面の目標として、今やってるKapustinを「仕上げる」 ところまでやりたいなと思ったんで、Op40-6を持っていってみた。 昨年録音してみたやつだけど、 どうもびしっと決まった感じがしないので。 家族以外の人前で弾くのは数年ぶりでめちゃめちゃ緊張した。

  • Op40-6については、演奏上の留意点という意味でアドバイスできることはほとんど無いとのこと(数ヶ所サジェスチョンを受けたけど)。
  • ランダムに間違えることについては、ひたすらゆっくりさらって完全に覚えるしかない。
  • 止まることについては、曲を先行して頭の中で鳴らすと良い。
  • リズム感については、 ゆっくり、拍を声に出して数えながら("One and two and three and four and ...") さらうと良い。
  • ゆっくりさらう際に、アクセントなど楽譜の指示に気をつける。
  • Sight readingについては、毎日訓練するしかない。比較的簡単で色々な調の 曲の楽譜をどかどか用意してどんどん弾いてく (一度弾いてしまったら初見にならないので)。 うまく弾けない調や和声進行があったら、同じ調や似た和声進行のものを探してやる。
  • スピードについて。メトロノームを使ってスケールとアルペジオ(長短24調、短調はharmonic)。
  • 一曲だけをさらっていてもある程度以上は弾けるようにならない。 色々な時代の色々な曲を並行してやるべき。
  • 来週はOp40-6とあともう一つ、別の時代から易しめの曲をやってくる。

こう書き出すと基本的なことばっかりだな。でも基本のうちどれができてないかを 指摘されるのはとても役に立つ。拍を数えるのは盲点だった。確かに、ややこしいところに かかると拍がどっかいっちゃう。 あと、一度覚えちゃうと楽譜を見なくなる癖があるので、アクセントや表情記号が疎かになりがち。

少ない練習時間を有効利用するには、やる曲を絞らざるを得ないと思ってたんで、 色々並行してやるべきってのもなるほどなあと。回り道のようだがそれが近道だったりするわけだ。 あとは1日1時間程度の練習時間をどう割り振るかだなあ。

ただまあ、ピアノのことについて話せる人がいるというだけでもたいそう楽しい。

Tag: Piano

Post a comment

Name: