2011/06/14
税金ミス
オチはどうってことなかったんだが、記録のために記しておく。
3月の終わりころ、州税局から「税金が足らないよ」という通知がきた。 ちょっとどきどきした。別に後ろ暗いことはないけれど、 (1)間違えていないという自信がない (2)間違えていた場合、高くつくかもしれない、からである。
良く読むと、2010年の申告にこっちが書いた「支払った税額」と、向こうの記録にある「支払われた税額」 が合わないのだという。差額を見ると、年4回に分けて払った予定納税のちょうど1回分だ。 真っ先に考えるのは、郵送した小切手のひとつが郵便事故で行方不明になったってことだ。 が、手元の帳簿を見ると、小切手は4枚ともちゃんと落ちている。 銀行からのステートメントでも確認した。
この時点で考えられるのは:
- 税務署が、納税されたのにうちのアカウントに金額を反映するのを忘れた
- 税務署の誰かがネコババした
- 小切手を手に入れた第三者が勝手に現金化した
個人宛の小切手では3.のような事件がたまに報道される。 宛先人の無条件の裏書があれば第三者が現金化できるので、 ああいうのは裏書を偽造してるんかね。 だが今回、宛先はHawaii State Tax Collectorであって、 その裏書を偽造してどこの馬の骨ともわからん人間が現金化するのは難しそうだ。 まあ1.が一番ありそうな話だが、2.の可能性もゼロではない。
とりあえず、この3月末時点では
「うちはこれこれこの日に小切手を送り、銀行の記録でもすべてクリアされている。
何かの間違いかもしれないから確認してはくれまいか。
また、どの小切手が入金されていないか教えてほしい」
というレターを書いて送っておいた。
その後なしのつぶてだったのだが、今月頭になって
「足りない税金がまだ払われてないよ。利子がつくよ。早く払いたまえ」
という通知が届いた。どうも先のレターは無視されたようだ。
州税局に電話してみるが、さんざん待たされた後
「今ものすご混雑してっからまたかけ直してね。まはろ。」
となって全然つながらない。
これは直談判しかなさそうだ。まず銀行から証拠としてCancelled checkのイメージを取り寄せる。 過去6ヶ月以内にクリアされた小切手はオンラインでイメージが見られるんだけど、 それ以前のは手数料を払って送ってもらわないとならない。
(紛らわしいんだけど、"Cancelled check" は、振り出された小切手が 宛先人によって現金化もしくは預金され、振出人の銀行に戻ってきて承認を受けたもの、 つまり問題なく一巡りして役割を終えた小切手のこと。 一方 "Cancel a check" とcancelを動詞で使うと、振り出した小切手を宛先人が 使う前に支払を差し止めることになる。 つまり、cancelled checkは既に支払われているが、 cancelされたcheckは支払われることがない。どうしてこうなった。)
で、1週間くらいしてイメージが郵送されてきたので、 それと元の通知やレターを揃えて万全の体制で州税局に行ってきた。 散々待たされることも予想して、ノートPCのソースツリーも全部HEADにsync済だぜ。
と、気合を入れて行ったのだけど…
窓口で事情を説明すると、カチャカチャ、と端末をタイプして程なく、
「あーわかった。夫婦のjointで申告してるのに、一回分だけ
singleで申告したアカウントに算入されてたわ。今直したからもうok。」
singleで申告してたのなんてもう10年以上前なんだが…そもそもsingleでの申告と
jointでの申告とリンクしてないのかなあ。
どういうシステムかは良く分からんが、あっけなく済んで拍子抜け。
Tag: 生活
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