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2011/10/24

本の帯

本の帯ってどこらへん発祥の文化なんだろうね。日本語の本でしか見たことないけど、他のアジア圏の本はどうなんだろう。

『ハッカーと画家』邦訳版にも帯がついてて、書影にも写ってるんだけど、ポール・グレアムがそれを見てちょっとびっくりした感じで「この字は何?」みたいなメールを寄越したことがあった。「それは帯といって、本のカバーの上にさらにかぶせてある細長い紙だよ。帯を取れば元の装丁と同じだよ」と返事したんだけど、なるほど、自分が関わった装丁に知らぬ間に異国の文字がずらずらと重ねられてたらびっくりするよなあ。

ということを、この記事を見て思い出した。

ジョブズの伝記の装丁について、確かに他国版と比べると日本語版はとてもやかましく見える。まあ帯だけじゃなくてタイトルもうるさい感じだけど。出版界の事情は知らないんで、特にこれを批判できる根拠は持ち合わせてないんだけど、帯という文化を知らない人を驚かせることはあるんじゃないかとは思う。

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たかしな (2011/10/24 22:43:38):

そうか。帯って日本独自のものなのか! しかしジョブズの伝記、こうして並べると日本版がみっともなく見えちゃいますね。少なくともジョブズへの愛は感じられない点が何とも、ですね。

shiro (2011/10/24 23:00:23):

日本独自の感覚にどっぷりなので「帯に惹句は当然」と思ってるのか、それともわかってるんだけど書棚に並べた時に周囲と釣り合いが取れないからとしぶしぶやってるのか、気になります。

jmuk (2011/10/24 23:35:17):

アメリカの本だと、こういう惹句は折り返しのところとか裏とかに印刷されてますよね。他の国で帯があったかどうかは覚えてない……。

shiro (2011/10/25 00:16:29):

そうだ。確かに > 折り返しとか裏。あとペーパーバックだと、表紙めくってから表題が出てくる前に1枚〜数枚、書評の一部みたいな感じで、acclamationというんですか、「キング最高の傑作!読み始めたら止まらない!」みたいなのがつらつらと書いてありますね。

日本の本は裏はすっきりしてるし、文化の違いかなあ。

shiro (2011/10/25 02:51:00):

あーでも、初版のハードカバーはどうなんだろうと思って手元の初版のキングのハードカバー本をいくつか見てみたけど、折り返しは内容紹介と著者紹介、裏もすっきりで惹句無し、でした。キングほどになると宣伝文句無しでも勝手に売れる、とか?

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