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2012/02/06

在宅勤務

HsbtDiary (2012-02-06) 在宅勤務期間の開始 を読んで、そうだよなあと。

日本での在宅勤務の議論ではよく「会って話さないとだめなことがある」ってのが出るけど、「家で一人きりで仕事」と「出勤して顔を合わせる」との中間に「電話 (ネット越しの音声会話、ビデオ会話含む)」ってのがあって、「会って云々」の要素の大部分は電話で済むことが多いんじゃないかと思う。

仕事にもよるけど、今コンサルで入ってるプロジェクトは拠点はベイエリアだけどお客さんは方々に散らばってるので、「お客さんとのやりとり」もカンファレンスコールが基本だ。あとチームミーティングが週3回、電話。メールで議論してて込み入ってくると電話。リリース直前にサブミットしたパッチがコンフリクトしたら電話。そもそもベイエリアに住んでいる社員だって毎日出社してるわけじゃないし。

プロジェクトの開始時には、1週間全員で集まってキックオフミーティングをやった。全員の知識や目標を同期するには対面は手っ取り早い。状況に合わせて素早くピボットしてかないとならないプロジェクトだと、方向転換の度に足並みを揃えたいので、対面の重要性は増すだろう。でもわりと方向性がはっきりしててひたすら改善してゆくってプロジェクトなら、たとえ開発サイクルが速くても、対面の必要性はあまり感じないし、むしろ対面ミーティングのオーバヘッドは足を引っ張るんじゃないかという気もする。

ただ、日本とアメリカで「音声のみによる議論の重さ」っていうのが違うような気もするんだよね。ってことは以前書いた (『オーディオブックとオーラルコミュニケーション』)。この仮説が正しければ、日本の方が在宅勤務導入は難しいかもしれない。

Tags: 生活, 仕事

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