2012/02/14
らむ太とシラブル
自宅が完全に日本語環境なんで、ことばを発し始めた頃は、らむ太はいつも開音節で 発音していた。 近所の子供の英語をオウム返しする時も開音節で、子音で終わる単語の後ろに母音がついてた。 bookを「ぶっくぅ」とかね。
最近は学校ではだいぶ英語で喋ってて、フォニクスも分かってきて、 ちゃんと子音で終わる言葉は子音で終わるように話す。
ところがひらがなの学習を始めてみたら、「ん」が難しいらしい。 例えば「たん」というのは彼にとっては一音節であって、それが「た」と「ん」に分かれる、 という発想にならないようなのだ。
他にも長音などで、日本語のモーラで数えていない感じがある。 喋ってるとちゃんとした日本語なんだけど、 「モーラ」と「文字」を合わせるんではなく 「音節」と「文字」を合わせようとしてるっぽい。このぶんだと「っ」もつっかえそうだ。
ここでつまづくと日本語を習得しそこねるから、しっかりフォローしてやらないとまずいな。
(追記2012/02/15 02:05:26 UTC): そういえば、たまに非日本語ネイティブな役者が都合により日本語の台詞を喋らなくちゃならないってケースで発音を教えることがあるのだけれど、やっぱりモーラが大きな壁なんじゃないかという気がしている。音素の違いは少なくとも本人が気をつければ自覚できるんだけど、モーラは速度を上げてゆくとすぐ崩れて、でも本人には崩れていることがわからないし、正しいモーラでの発音を聞かせても何が違うのか聞き分けられないようだ。
この感じ、ピアノで速いパッセージを練習するのに似てるようにも思う。ちゃんと指と耳が出来てないと、速くしてった時に均等にならないんだけど、自分で弾いててわからない。自分の演奏を録音して聞いても、やっぱり耳が出来てこないとわからない。最近やっと私は自分の録音でずれてるところが少しづつわかるようになってきた。 (でも他の楽器はまださっぱりわからん)
Tag: 生活
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