Island Life

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2012/03/03

loop

月曜に撮影したCMの音声がうまく撮れてなかったとのことで、スタジオに行って再録音。 音声と言っても叫ぶだけなんだけど :-)

ところで本収録で音がうまく録れていなかった場合に、後でそこだけ録り直すことを "looping" と言う。由来は知らない。 現場では "I need to loop you later" みたいに他動詞で使われるのを聞いたことが ある気がするんだけど、 ネットで調べると "looping" で専門用語として使われるだけみたいだなあ。

日本語だとこういうのも「アフレコ」って呼ぶのかな。

Tags: 芝居, 英語

Past comment(s)

(び) (2012/03/04 05:15:45):

音楽の録音で、つるっと録ったやつの一部分だけを取り直すのを「パンチ・イン」とか言うけど、あれは音楽でしか言わないのかな。ちなみに、全部取り直したり差し替えたりは、ダビングと言うことが多いですよね。オーバーダビングをダビングと言っちゃう、WikipediaのことをWikiと言っちゃうのと同じ類の略称だと思うけど。

shiro (2012/03/04 06:42:38):

「パンチ・イン」ってのは聞いたことないです。音楽関係の用語はわからない。

全部差し替えるのは英語でもdubbingですね。吹き替えも。辞書を見ると、dub自体にコピーするというのと既にある映像に音を重ねるというのと両方意味があるみたいです。このページの4番目の用法。語源はdoubleからとあります。 http://dictionary.reference.com/browse/dub

T.Watanabe (2012/03/05 08:46:51):

ちゃんと調べた訳ではないですが、昔はマルチトラックのテープレコーダーで、テープがループしている物を使っていた時代があったと記憶しています。あるトラック(演奏)を録り直す場合は他のトラックを何度も再生しながら何度も録り直していた(ループしたテープがぐるぐる回る)ので、loopingが録り直すという意味になったんだと思います。  パンチ・インはネットで調べると映画で音声が入る手前の印を、フィルムにパンチ穴を開けていたのが語源のようです。 そういえば映画を観ていて右上に時々出るマークは映写技師がフィルムを掛け替えるタイミングを合わせる為で cigarette burns と言うそうです。語源が一目でわかる所が面白いです。

shiro (2012/03/07 07:51:11):

なるほど!>T.Watanabe。語感からテープ時代の何かだろうなとは思ってたんですが。そういえば8トラックのカートリッジもループでしたね。

cigarette burnsは、コロンボにエピソードがあったような。

T.Watanabe. (2012/03/07 13:25:41):

気になったのでループテープのマルチトラックレコーダをネットで調べてみたのですが、そういう機材は(8トラ以外は)見つかりませんでした。記憶ではプロミュージシャンのレコーディングだったのは間違いないので、何テイクも録り直す時にテープをループさせて使うという”テクニック”だったのかもしれません。記憶はあてにならないものです。と、いう事を考えながら何気に傍らにあった電子辞書でloopingを調べてみると---研究社リーダーズ・プラス「looping[映]ルーピング(スタジオでloop filmを回しながらせりふを吹き込むこと)」---真実は以外と近くにあるものです。loop filmは言葉どおりフィルムを輪にして反復再生できるようにしたもので、これがloopingの由来だったんですね。

shiro (2012/03/08 07:31:39):

コンパクトカセットでもループになってるやつがありましたが、コンパクトカセットでマルチトラック録音って業務じゃやらないか (TEACで4トラック録音できるやつ、憧れだったなあ)。

フィルムをループさせるってのはなるほどと思うけど、10秒のシーンでも35mmフィルムだと180in≒4.6mですよね。磁気テープみたいに巻いた中から引っ張り出すわけにもいかないし、結構おおがかりな機材だったのかな。

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