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2013/01/04

歯が割れた

昨年末の話になるが、ひどい口内炎が舌の左側に出来ていたので、 右側ばかりを使って噛んでいたら、何かの拍子に「ぱきっ」と 音がして奥歯がずれた感触があった。舌で探ってみると右上の第一大臼歯が 縦に割れてしまっている様子。この歯は治療歴は無いのだけれど たまに違和感があって、医者からは以前「目視でもレントゲンでも見えないけれど、 クラックが入っているのかもしれない。痛んだら来てください。」とは言われていた。

間が悪いことにかかりつけの歯科医が年末年始の休みに入ったところだったので 結局年明けの今日、朝一で電話して診てもらった。

まず助手の人がチェックする時に問題の歯を一目診て「うわ」。

先生が改めて診て「あ〜〜」。

見事に根っこまでバッキリいってたそうで、 自分で見られないのが残念。

「これは抜くしかないですね…」ってことに。もう痛みだしてるので すぐに口腔外科に連絡してもらって、午後には抜歯。 この後、骨の回復を待ってインプラントの相談をする。

麻酔が効くまで待ってる間にふと思ったのだけれど、『夏への扉』で主人公ダンが 未来の世界で、1970年には考えられないような歯科治療を受けるという話が ちらっと出てくる (具体的にどうしたかは書いてない)。今までなんとなく 未来の治療だからすごいんだろうと思ってたけど、考えてみたら『夏への扉』の 未来は2001年だからもう過去だ。とすればダンはどんな治療を受けたんだろう。

子供の頃は、虫歯は削った後仮の何かを詰めといて後日合金をはめ込むって 感じだった。最近は削ってすぐ何やら紫外線で硬化するものをつけてすぐに終わりだ。 ダンが受けた治療もそういうものだったのかな。 リアルタイムで受けてるからか「そういうもの」って感じであまり未来感が無い。 30年を飛び越して来たらびっくりするような治療なのかもしれない。 未来の治療といったら何か塗っとくと歯が再生するとか、そのくらいを期待してしまうなあ。

でも歯科に限らないか。30年前から現代に飛んできてみんなが小さい手帳みたいな電話を 指でこすりながら 全世界的なコンピュータネットワークに繋がってるのを見たら、 やっぱりびっくりするだろうしな。未来はじわじわとやってくるのだな。

Tag: 生活

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