2013/07/10
ピアノでも「X倍の違い」はあるよなあ
プログラマの生産性は20倍違うという表現は誤り、プログラムはピアノだと思えば良い。 猫ふんじゃったならだれでも引ける。
しかし、実際のプログラマの生産性は ピアノを引くようなものだ。 猫ふんじゃったならだれでも引ける。 だけれども、 そのレベルの人を500人集めても、ショパンは引けない。 ショパンを引きたければ、ショパンを引けるピアニストを連れてくるしかない。 一人か二人で十分。
全くの初心者から初級者程度までだと「どうがんばっても弾けない」って曲はたくさんあって「弾けるか弾けないか」って話のように思えるけど、中級者の上の方くらいになると「よっぽどの難曲でなければ、しつこくやってれば何とか通せるくらいにはなる」んじゃないかな。音楽的な表現は置いといて。通せるかどうかってことを考えたら、上級者との違いは「1ヶ月で通せるようになるか、1年かかるか」っていうX倍の量的な違いになる。
でもここにオーダーの違いがあるなら、初級者も外挿して「10年かかる」と考えてもそれなりに妥当なような (10年ちゃんとやってたら初級者じゃなくなってるだろうけど)。一方プロは初見で弾けちゃうかもしれない。と考えると、結局量的な問題であって、でもスケールが対数になってるために上の方や下の方が別世界に見えてるだけかも。
プログラムも多分、スペクトラムの真ん中へんを見たら、10倍とかそこそこ計測可能な話が出てくるのかもしれない。下の方を見ると「できない」ように見えてるけど、それは計測可能なスケールからはみ出してるだけなのかも。
そもそも猫ふんじゃったしか弾けないしうまくなろうとも思わない人に演奏の仕事を任せていいのか、っていうのは別の問題。
Tags: ものつくり, Programming
よたろ (2013/08/05 06:15:19):
shiro (2013/08/05 06:36:21):