< チケットノルマ | ピアノレッスン104回目 >
2013/08/17
演技を仕事としてやる場合には、オーディションに金を払ってはいけないとか チケットノルマを受け入れてはいけない、ということをこないだ書いたけど、 アクティングコーチScott Rogersの本を読んでいたら、 なぜオーディションを受けるのに金を払ってはいけないかについて明快な説明が出ていた。
... [It] makes them look desperate - who wants to hire an actor that has to pay to audition?
「金を払いますからどうかオーディションを受けさせてください(とか、出演させてください)」と 頼まなければならないような役者を、誰が雇いたいと思うだろうか、ということだ。
コモディティな商品なら、「安売りしますよ」「おまけをつけますよ」 といった売り込みはむしろ効果的なはずだ。
でも役者というのはその逆で「替えがきかないこと」「その人でなければならないこと」が 重要な価値になる。(代役がありえない、ということではなく、 代役を立てたらアウトプットも別のものになる、ということ)
これは役者に限らない話かもしれない。
Tag: 芝居
jmuk (2013/08/18 08:18:09):