2014/02/21
Trained
英語では「Trained(訓練された)」は褒め言葉である。 「Well」がついて「Well trained」は最高の褒め言葉である。 英語では訓練された(Trained)人に対して特別な尊敬の感情がある。
褒め言葉、と一概には言えないとは思うけれど、確かに英語の「trained」と日本語の 「訓練された」にはニュアンスの違いがあるなあ。
専門的な技能を身につける過程がtraining。 なので、trainingを受けていない専門家は原理的に存在しないし、 trainedというのは専門家の専門性の裏付けでもある。だから 専門家の紹介の時に「彼はどこそこでtrainされた」と言及される。 (それが教育機関の場合には「どこそこで学位を取得」にtrainedが含意されるけど)。
例えば芝居の当パン (当日にお客さんに渡すパンフレット) に載る役者紹介では、 これまでの出演作品と並んで、 どこそこで演技の訓練を受けた、と記載される。 まあ日本でも演劇科出身の場合にそれを書いたりするのは似たようなものかもしれないけど、 「訓練された」ととらえる観点は無かったので新鮮だったな。
日本語の「訓練」も「職業訓練」のように技能習得過程を指すことは確かにあるけれど、 それが「専門家としての高いステータス」につながる職業ってのが限られてるような印象がある。 まあ、ジェネラリストの方が重用されがちな文化と関連しているのかもしれん。
Tag: Career
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