2016/09/04
Celebration of life
最近ちょっと続いたのでメモっとく。
誰かが亡くなった後にやる儀式、近年ではfuneralではなくcelebration of lifeとするようだ。根本にある意義としては同じだと思うが、celebrationの方は宗教色がほとんど無く、故人に関する思い出を皆で共有するという点に絞っている感じ。例えばスピーチやビデオ上映があって、後は飲み食いしながら歓談とか。故人の遺体との最後のお別れ、みたいな機会は別に設けられるので(そちらは親しい友人のみ等ひっそりやることが多い)、celebrationは没後数週間の期間を置いてから設定されることも多い。時間を置いた場合、色々凝った準備がされる場合もある。
今までで一番印象に残ったcelebrationは、演出家James Nakamoto氏のものだった。氏は長年McKinley High Schoolで演劇のクラスを教え、ハワイとLAで多くの舞台を演出した。私も一度、氏の演出する舞台に出演したことがある (Mainland Education, 2009 at Kumu Kahua Theatre)。教え子で役者やパフォーマーになった人も多い。氏は2013年に亡くなったが、McKinley卒の教え子が集結して2014年、氏に捧げる芝居を作って1日限りの公演を行った。演劇人を送るのに、これに勝る儀式は無いだろう。
どういう形を取るにせよ、定型の儀式のかわりに色々計画して準備するというのは、残された者にとっても良いセラピーになると思う。
Tag: 生活
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