2019/07/27
SAG-AFTRA conservatory: Voice Acting
今日のSAG-AFTRA ConservatoryはVoice actingで20年近いキャリアを持つTara PlattさんとYuri Lowenthalさん夫婦が講師。おもしろかったー
このお二人、とにかく喋る喋る。しかも二人同時に喋る。でもちゃんと肝心なところは重ならずにちゃんとわかる。しかし間を合わせてる様子が全くない。めいめいが好きなように喋っているようにしか見えないのに重ならない。すごい技だった。
さてvoice actingについてはこれまで聞いてきたことを裏付ける内容だった。
- Theatre actingの訓練は前提。発声発音だけでなく、脚本分析、キャラクタビルディングなども同じ。声に特有のテクニカルな事情はある (マイクの前を離れられない、など) がそれは慣れの問題。
- 「声優に向いた声」というのはない。どんな声質も個性であり、それに向いた役があるはず。必要なのは自分の声質を把握し、それにフィットする仕事を探し出すこと。
- 様々な声を使い分けられるとか声を作れるというのは表面的なこと。まずは自分の自然な声を把握し、そこにバリエーションを加えて表現力を増やしてゆく。
- 声の表現に敏感になること。普段から様々な声を聞いた時に、その声を聞いて自分は何を感じるのか、そう感じさせるのはどの要素によるものか、を分析する。
- 声の仕事は芝居やカメラの仕事よりもさらに、事前に与えられる情報が少ない。自分の台詞だけが渡された場合は相手の台詞を想像しなければならない。キャラクタの背景が無ければ自分でobjective、obstacleを設定する必要がある。しかも当日にならないと最終脚本がわからない場合があるので、現場で一読してすぐchoiceを決定し演じられるように普段から準備しておくこと。
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