Island Life

2014/09/14

Under the Blood-Red Sun リリース

真珠湾攻撃をハワイ在住の日系の子供視点で描く映画"Under the Blood-Red Sun"が、 オンラインでリリースされました。ストリーミングで視聴できます。

日本からでも観られますが、残念ながら字幕はついていません (予算の問題なので要望が多ければ字幕つけられるかも)。 台詞が聞き取れないと人物関係がわかりにくいかもしれません。 私は主人公の父親の漁師仲間サンジ役で少しだけ出演しています。

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原作は邦訳も出ていますが、Amazonでは品切入荷未定みたい: 『その時ぼくはパールハーバーにいた』

★ ★ ★

この映画の製作の話がある、という噂は数年前から聞いていて、 原作を読んで、ぜひ参加したいなと思っていたのだけれど、 自分の人種と年齢にはまる役は父親役しかなかった(サンジは原作では19歳)。 だからエージェントから父親役のオーディションの話が来た時は勇んで出かけ、 コールバックにも呼ばれたんだけどその後なしのつぶて。 すっかり諦めていた頃に突然プロデューサーから連絡があった。 「サンジ役でオーディションを受けないか」

いやさすがに19歳は無理でしょう、と思ったのだけど、年齢は気にしないでいいとの ことだったんで、 まあだめもとで行ってみるか、 と受けにいった。数日後オファーを受けた時はびっくり。嬉しくて小躍りした。

しかし自分がサンジだとすると父親役は誰なんだろう、と思っていたら、 ベテラン日系俳優でアカデミー賞受賞者のChris Tashimaさんだった。なるほどイメージぴったりだ。LAから撮影のために来ハワイ。

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後日監督から聞いた話では、当初サンジ役に考えていた若い役者はいたのだけれど、 私の父親役のオーディションを観て考えを変えた、サンジが持つ ストーリー上の役割に雰囲気がぴったりだと思った、とのこと。 まあ、あとChrisが父親なら年齢のバランスも良いってこともあったんだろうとは 想像するけど。 ともかく、こういう予想外の展開もあるから、何事も挑戦してみるものだ。

Tag: 芝居

2014/09/13

ギルドもしくは組合

こんな記事を読んだ

記事の本題については特に言うことはないんだけど、東映の労働争議の話が出てくるところで ふと気になった。どうして日本では、この労働運動が業界全体としての企業横断的な組合の成立に 結びつかなかったんだろ。そういう動きがあったけど潰れちゃったのかもしれないが、 東映のロックアウトとかはあくまで社内だけの話のようにしか語られないからよくわからない。

USのアニメーション業界にはThe Animation Guildがある。成立は1952年。日本でもJAniCAがあるけどできたの最近だよね。

そういえば役者の組合も、日本だと東宝労働争議とか企業単位の話を聞くけど、 USだと当初から企業横断的な職業別組合だったように思う。

たまたまそうなったのか、そうなるような事情が先に存在したのか、 日本のプロフェッショナルギルドの(不)成立の背景について学べる本とかないかな。

Tag: Career

2014/09/04

Ubuntu 14.04

X1 CarbonのUbuntuをアップグレードする際にちょっと引っかかったのでメモ

  • アップグレードインストール中、grub-efi-amd64-signedパッケージから エラーというメッセージが。
  • インストール終了後、リブート前に手動で同パッケージをインストールしてみるが やっぱりエラーになる。EFI絡みは12.04の時になんやかんや苦労していじったからなあ。
  • 検索。 http://askubuntu.com/questions/464318/trying-to-run-recovery-of-grub

    The biggest single problem people encounter when attempting to dual-boot Linux on an EFI-based computer ... is in enabling BIOS/CSM/legacy support in the firmware. To paraphrase Nancy Reagan, just say "no" to BIOS/CSM/legacy support!!!

    ふむ。CSMをenableした覚えがある。そのせいか。
  • アドバイスに従い、まずrEFIndのbootable imageをダウンロードしてUSBにコピー。 http://www.rodsbooks.com/refind/getting.html
  • 再起動してBIOSに入り、UEFIをenable、CSMをdisable。
  • USB挿して再起動
  • 起動OSを選べるメニューが出てくるのでUbuntuを選択 (Ubuntu起動後、いくつか「システムサービスがエラーを出したけど報告する?」みたいなダイアログが出るけどとりあえず無視。)
  • sudo grub-install
  • USB抜いて再起動。今度は何もせずにgrubメニューが立ち上がる(以前のように起動中にEnter押してBoot device selectionに入らなくてもok)。Win8とUbuntuそれぞれ起動を確認
  • Ubuntuでapt-get update & apt-get upgrade。この後再起動したらエラー無く立ち上がるようになった。

Tags: PC, Ubuntu

2014/08/24

眼鏡のつるはtemple

眼鏡のフレームが折れてしまった。眼鏡屋に持っていってみたがこれは直せないらしい。

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もう2~3年使ってるから新調することはやぶさかでないのだが、 レンズを2ヶ月前に交換したばかりだったので、全く捨ててしまうのも勿体ない。 せめて予備として使えぬものか。

とはいえ本来一体となっているべきつるの内部に入っている金属とジョイント部分が 折れてしまっているので強度的には難しそうだ。 エポキシ系接着剤を試してみたが、2日とせずに取れてしまった。

常にテンションがかかる部位なので機械的に固定するしかなさそうだ。 ぼんやりパーツを眺めているうち、Φ1mmくらいの穴なら開けるスペースがありそうだと 気づき、こんなふうに穴を穿ってみた。

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上に写っているドリルビットは、かれこれ30年前に秋月電子通商で買った、 超硬ドリルビットである。ガラスに穴を開けられる。 数ダースまとめて買い込んでいたのがどんどん折れて今や半ダース強しか 残っていないのに、この穴開けで2本折ってしまった。とほほ。

ゼムクリップをばらして得た鉄線がいい感じでフィットしたので こんなふうに固定。みすぼらしいが家で使うぶんには良いだろ。

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Tag: 生活

2014/08/23

Gaucheでaobench再び

ShoyoさんのAmbient Occlusionベンチマーク、 以前 (5年以上前か!) に.mjtさんのR6RS Scheme移植を元にしてGaucheで走らせてみた ことがあったけど、改めて本家のcコードからGauche向けに移植してみた。git master をチェックアウトすればexamplesの下に入ってる。

https://github.com/shirok/Gauche/blob/master/examples/aobench.scm

手元のマシン (Core i7-3770 3.40GHz) でCバージョンと比較。

ao.c 0.74s (gcc -O2)
aobench.scm 8.57s

ふむ。約12倍か。悪くない…

というのは、嘘。実はaobench.scmはCPUコアをあるだけ勝手に並列に使うように 書いてあるので、Cはシングルスレッドだがaobench.scmは8スレッド並列だ。

チートなしで勝負すると:

aobench.scm (シングルスレッド) 33.2s

Cの45倍。まあこんなもんか。数値計算中心のコードはやっぱりJITじゃないと難しいかなあ。 (なお、シングルスレッドで走らせるには 環境変数GAUCHE_AVAILABLE_PROCESSORSを1にセットする)

それより8スレッドで4倍弱しか速くなってないのが気になる。 CPU使用率はほぼいっぱいいっぱいなのでmutexで待っているわけでもないとは 思うんだが…

あ、でも8コアってのは物理4コア * Hyperthreadingだったっけ。 FPUは4つしか無いんだから仕方ないかな。 なお4スレッド並列だとこのくらい。

aobench.scm (4スレッド並列) 10.1s

Tags: Programming, Gauche

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