Island Life

2007/08/31

http://theschemeway.blogspot.com/ 経由。 モントリオールでSchemeの求人ふたたび

L'Association Mondiale des Radiodifusseurs Communautaire (AMARC) est à la
recherche d'un Responsable des technologies de l'Information pour son
secrétariat International situé à Montréal..Le candidat devra maitriser au
minimum les technologies suivantes:

* Internet (HTML/CSS/PHP/MySQL/GIMP e.t.c),
* Administration des serveurs Linux (Postfix, nameserver, Apache, MySQL
e.t.c)
* Programmation en Scheme (Gauche & Guile)
* WebStreaming (Icecast2)

Le Candidat devra montrer un intérêt pour la radio Communautaire et être
bilingue français et anglais (espagnol un atout important).

3番目の項目に注目。Gaucheが求人要項に明示されてるのを見るのって初めてかも。 ちょっと (いや、結構) 嬉しい。

それにしてもモントリオールは、こないだもGambit&Termiteの開発の 求人があったし、ひょっとしてSchemer天国? (Marc FeeleyがUniversité de Montréalにいるし)。

Tags: Scheme, Gauche, Career

2007/08/30

博士の就職問題については分野によって事情が全然違うので、 背景を良く知らずに個別事例に口を出すのははばかられるんだけど、 これはどうかと思った。

「博士卒」の悲惨

理工系ですから、研究室の教授が、助手に残れといってくれるか、他の大学や研究所を世話してくれるか、企業に推薦状を書いて就職の面倒を見てくれるものと思っていました。

しかし、その期待はみごとに裏切られてしまったのです。教授は息子の将来について何も言ってくれなかったし、何もしてくれなかったのです。

ちょっと待てい。博士修了ということは、自分でプロジェクトを立案して遂行する 能力を身に着け、独り荒野を切り開いてゆく準備が出来たということではないか。 そこでなぜ他人に就職の面倒を見てもらおうという考えが出てくるのだ。

いやもちろんこの世は助け合い、何もかも一人でやれるものではない。 私とてバイト先で知り合ったベテラン技術者の人に紹介を受けて院卒後の就職先が決まったし、 独立してからもそれまでのつながりで仕事を受けているわけで、 いろんな意味でいろんな人に「面倒を見てもらいながら」生きている。 誰しもそうだろう。けれど最初からそれを期待して、何もしてくれなかったといって 愚痴を垂れるのは勘違いもいいところではないか。

まあこの記事は親の視点で、本人がどう思っているかはわからないから、 案外本人は親の心配をよそにしたたかに生き抜いているのかもしれない。

***

別に、博士を選んだのは自己責任だから自分でなんとかすべき、などと言うつもりはない。 私も博士卒の就職難は構造的に対応すべき問題だと思う。けれどその問題を、 個人的な視点から「多くの努力をして博士号を取ったのに職がない、悲惨だ」と記述 してしまうのは戦略的に上手くない。だって、音大を出たり俳優養成所を出たって 専業の音楽家や俳優になれるのはほんのひと握りだけど、そうなれなかったから 悲惨な人生だって愚痴る人はあんまりいない。ミクロな視点からは同じ状況なのに。

博士が問題になるのは、マクロで見た場合に、そういう人材を活用しないのは 国家的、あるいは人類にとって損失だから、だろう。そう思わない人もいる だろうけれど (というかそう思われていないから現在の状況があるのだろうけど)、 そこを「いや損失なんだ」と具体的な事例を積み重ねて説得してゆくことでしか、 構造は変えられないんではないか。

Tag: Career

2007/08/26

米国の医療保険料

Michael MooreのSiCKOがあちこちで話題になっているのを見る。 早く見たいが子連れで映画館はきついのでDVD待ち。

米国での保険の負担はケースバイケースで一般的な話にするのが難しいんだが、 うちの場合、個人加入の家族プランで月$520払っている。年間$6,000超。 これで医療費の個人負担は1割〜3割になる。但し眼医者と歯医者は別で、 それらは入っていても保険料に見合うほどにはカバーされないので、 無保険にしている (歯磨励行虫歯厳禁、年に2回のチェックアップを自己負担で受けている)。 薬もほとんどカバーされない。また、HMOプランと言って、主治医が決まっていて 専門医にかかる場合も必ず主治医にかかって紹介を受ける必要がある。

うちの場合、自分の会社の従業員という形にして会社として加入することもできる。 するとカバー率は非常に良くなり、眼医者も歯医者も薬もOK、医者もPPOと言って 好きな医者にかかれるプランになる。しかし、保険料は家族プランで月$1,000を越える。

探せば多少安いプランはある。以前探したところだと、 計算機学会ACMのグループプランで月$450前後からあったかな。 ただ、ネットワークが違うために馴染の医者にかかれなくなるのであきらめた。 あと、プランもいろいろ複雑で、保証額の上限が決まっていたりすると 普段はいいけれど重病や大怪我で一番必要な時に保証されないという悲劇があり得るので、 安ければいいというものでもない。

なおこの金額は子供の居る家族の場合で、子供無しのカップルなら2/3、 独身なら1/3くらいになる。さらに所得などのいろいろな条件をクリアすると うんと安いプランが見つかる場合もある。そういう条件に当てはまらない ミドルクラスがいちばんきついのかも。

米国に渡っていつか独立しようと思ってる人はこのへん勘定に入れとくように。 理想は配偶者が勤め人でそちらの保険でカバーされる、ってパターンだろうなあ。

Tag: 生活

2007/08/22

護民官ピート

Paul Grahamと一緒にViaWebを創業し、 少し前には手製のセグウェイが話題になった Trevor Blackwellは、何とロボット会社を興して万能フランクを作っていた→ Anybots。 (いや万能フランクとは呼んでないけど。今あるのは"Monty"と"Dexter"らしい)。

ちなみに人材募集もしてるみたい。オフィスはY Combinatorのベイエリアオフィスと 同じとこらしいぞ。

Tag: YCombinator

2007/08/18

Sunday Wind

一昨年撮影に参加した短篇映画 "Sunday Wind" が Palm Springs International Short Film Festival で上映される。8/24日。 http://www.psfilmfest.org/festival/film/detail.aspx?id=19246&FID=31

"Sunday Wind" 自体は14分程度の小品だけれど、監督達はオムニバス形式の フルフィーチャーフィルムの一部として構想しているそうなので、 これで全編完成への足がかりになってくれると良いなあ。

地元紙Honolulu Advertiserにも報じられていた。 http://the.honoluluadvertiser.com/article/2007/Jul/25/br/br5791032864.html

Tags: 芝居, 映画

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