2010/06/04
選べる人が選べばいい
昨日、 Ron Wayneの記事をきっかけに「選ばなかった人生」について思いを馳せたのだけれど、 あれを書いた時にもう一つ頭にあったのは、 やはりシリコンバレーが舞台となった、別の「選んだ人生」についての悲劇だった。
フリーランスなどやってると、「来月仕事があるかどうかわかんない」 なんてことは日常で、そういう生活が不安ではないか、と聞かれることもある。 でも正直に言って、自分が食えるかどうかという不安など、 「従業員に来月の給料を払えるかどうか」という不安に比べたら、 吹けば飛ぶような悩みにすぎない。 その点で、私は人を雇って事業をしている人は尊敬している。
だからといって、そういう道を選ばない人生はだめなのか、つまらないのか、 というと全くそんなことはなくて、 リスクを取って事業を始めるような人は全体から見れば極小数で、 平均から外れてるという意味で変人であっていいのだと思う。 個人的には変化がある方が好きなのでリスクテイカーが全体として 増える方が面白い世の中になるとは思っているけれど、 みんながみんなそうならないとだめだとは露ほども思っていない。
「このチャンスに乗ることを選んだら大変な思いをして、 きっと選んだことを後悔する。 けれども、選ばなかったらもっと後悔するだろう。」
そう心底思える人だけが、選べば良いのだと思う。
Tag: 人生
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