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< ピアノレッスン67回目 | 最終講義 >

2012/11/02

少人数学級

少人数学級が学力向上に寄与するかの話 - 発声練習 に、「少人数学級化だと、上位学力層の競争が緩み、上位学力層が劣化する副作用がある(クラスサイズパズルと言う)」という話が。詳しくはリンク先にさらに引用してあるリンクに色々書いてあるが、影響を与え得る要因が多すぎてはっきりは言えないものの、クラスの人数と成績にそれほど相関が見られないかあっても僅かだってことらしい。

同じカリキュラムでクラスの人数だけ縮小した場合は、そんなものかなと思う。先生の目がより届くようになって下位の生徒がケアしやすいとか、先生の負担が減るとか、そのへんの効果は大きいだろうけれど。上位の生徒というのは、全員が同じ進度のカリキュラムでは、授業を無視して勝手に先に進んでしまうので、小規模になったから良くなることって無いだろう。競争が緩んで劣化するのって、2番手グループじゃなかろうか。最上位グループは競争しようとも思わないから。まあ統計的に意味を持つのはその2番手グループなんだろうけど。

ただ、人数が少なくなったら別のカリキュラムの可能性はあると思うんだよね。らむ太の学校のように各生徒が (一応の目安はあるものの) ばらばらの課題をやってるとか。この場合、競争によるモチベーションというのはもともと無いので、先に進みたい生徒のモチベーションは知識欲、学習欲によるものになる。まあ、そういうカリキュラムにするには生徒:先生が20:1でもまだ無理で、10:1以下にしないとだめだろうけど。

Tag: 教育

Past comment(s)

Sumii (2012/11/03 13:36:38):

日本だと(教室にもよりますが)公○式がそれに近いと思います。>個別課題 対象科目は限られますが、ほとんど自力で進めるように教材がよく出来ているので、 私の通っていた教室は(自宅で宿題をやっている生徒も含めれば)100:1ぐらいだったのではなかと思いますが (少なくとも上位?グループは)どんどん先に進むことができました。

shiro (2012/11/03 19:12:40):

公文式はアメリカにも進出してますね。良い評判を聞きます。

ただ、補習ではなく小学校の正式過程としては、数人で協力して調べて作るとか、Creative writingのような創作とかが入ってくるので、教師とのインタラクションは多く必要になりそうです。

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