Island Life

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2008/06/04

obsolete - 黎明日記:

オーブン PC の時も思ったんだけど、私は生まれてくるのが二十年遅かった……気がする。

どの世代も、上の世代の昔話を聞いて、そう思って来たんじゃないかなあ。

上の世代が未知の荒野を開拓した冒険談を聞いてわくわくして、 でもかつての未知の荒野はすっかり開発されつくして高速道路が 通ってることに気づき、がっかりする。

でも、住宅地図を片手に未開の荒野を冒険しようって人はいないよね。 わくわくする冒険は、どの時代でも常に、地図の外側の領域にあるんだから。 20年前のわくわくは、やっぱりその時代の整備された領域の周辺にあったはずで。 創造の空間には物理的な限界がない。これからの人たちにとっても、 やっぱりマージナルなところにわくわくはいくらでも転がってるんだと思う。

(ただ、Paul Grahamがハッカーと画家で言ったように、 新しいメディアの主要な可能性というのがメディアが出現してから 数十年のうちに探索しつくされてしまうということはあるかもしれない。 その時代を過ぎると、メディア自身は探索の対象ではなくなるかもしれない (道具として使われ続けることはあるにせよ)。)

Tags: Hack, PaulGraham