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2011/09/22

ドラマや漫画では、ある人物が素晴らしいアイディアとか解法を思いつく時ってのは、まるで雷に打たれるがごとくアイディアがどかんと降りてきて、彼はそれが正解であることを直ちに了解する。

もしかするとアルキメデス級の頭脳を持っていればそういうことが起きるのかもしれない。あいにく、自分の経験では、思いついたアイディアの正しさというのはもっとずっとゆっくりと、土に水が染み込むように認識されてゆく気がする。

「わかった、これだ、エウレカ!」っていう感じじゃなくて、「んー、じゃこう考えてみたらどうかな。んー、そうするとこっちはうまくいけるし、お、なんか全部いけたりして? いやまてよこっちはどうかな、あ、これはこれでいいんだ。え、ほんとにいけちゃうの? これ、ほんと? うわーいけそうだよ。うわー。」って感じ。で、じわじわと顔がほころんでくる。

ここ数日間、「時々性能が低下する」という厄介な問題を処理していて、とりあえず寝る前に報告だけあげとくか、とグラフ書いて手がかりになりそうなobservationを説明しているうちに、バグがわかってしまった。いや、本当にそれが正解かは今流してるベンチマークの結果を見ないとならないんで夜が明けないと確かなことは言えないんだけど、ロジカルには綺麗に説明がつくんでまあこれが正解かなと踏んでる。さっきまで眠くて眠くてとても情けない気分だったのに、今は嬉しくて仕方がない。

Tag: Programming

Past comment(s)

mami.kobo (2011/09/24 15:46:00):

ご自身の築かれる論理が問題を解決していくお仕事の世界をとてもうらやましく思いました。僕はまだまだ技量を磨けていなく経験も浅いから問題山積なのだと反省することしきりです・・・。

shiro (2011/09/26 11:07:44):

人生は有限で、問題はいくらでも湧いてくるので、解くべき問題に集中して他は捨てるというのも大事なスキルかも (捨てるというのに抵抗があるなら、戦う場所を選べ、というか)。まあそうは言っても、人生いろいろしがらみもあるからそうそう好きにはできないけど。人生の折り返し点を過ぎてからは、何事も自分の人生の残り時間と比較して判断すなるようにはなりました。

shiro (2011/09/26 12:20:04):

s/すなる/する/

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