Island Life

< Quidam | ピアノレッスン64回目 >

2012/10/07

広義のプログラミング

プログラマほど素敵な商売はない? でこんなふうに書いた。

自分の子供の世代になると、「プログラムが書ける」というのは「文章が書ける」のと 同じくらいの基本的なリテラシーになるんじゃないかと思う。その時の「プログラミング」 は今より広い概念だろうけれど。

強調部分、ちゃんと考えるのが面倒でぼかしたんだけど、その解釈次第で「プログラミングリテラシー」についての反応が分かれたみたい。

具体的なアイディアがあるわけじゃないんだけれど、 少なくとも何かのトピックについて、機械解釈可能な何らかの形式に沿って記述する、 っていうくらい曖昧なことを考えていた。 記述はテキストとは限らないし、何らかの手順を記述しているとも限らない。 ルールの記述とか性質の記述もあり得る。

つまり、「意図を形式に落とし込める」という能力。 これは算数でもやるけど(文章題からの立式)、 算数って形式に落とした後の操作も自分でやることが前提だから、 扱う問題がかなり限定されてる。 (広義の)プログラミングの場合、形式に落とした後の操作はコンピュータがやってくれるんで、 むしろ記述可能な問題空間をどこまで自分で探索できるかとか、 得られた結果をどう解釈するか、ってのが問われることになる。

目の前に、質問をしたら答えてくれる機械がある。この時、 意味がある答えを得るためにどのように質問を構成すべきかを考える能力といってもいい。 (機械の性質を考慮しつつ、複数回の対話まで考えて質問を構成していったら、これはかなり プログラミングに近くなるだろう)。 こういうスキルって、重要性が増しているんじゃないかな。

Tags: Programming, 教育

Post a comment

Name: